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2009年5月4日月曜日

行者ニンニク栽培

行者ニンニク栽培
in 種っと

【植え付け場所】 【葉が枯れる時期】
・春と秋が暖かく、夏は涼しい場所。
・半日日陰地
・屋敷林の中(雑木林) ・栽培適地(北海道・東北地方・本州の山岳
部)では8月。それ以外の暖地では9月中旬。
・葉が枯れても翌年には再び発芽する。
【植え付け土壌】 【他の管理:注意事項】
・植付け予定地に、完熟堆肥+完熟腐葉土
+発酵油粕を一ヶ月前に施しておきます。
・落ち葉などが堆積した肥沃地
・水はけの良い土壌
・プランター栽培の場合
黒土と腐葉土を1:1で混ぜ、油粕を少々。 ・雪国では心配ありませんが、植え付け土壌が
凍土になる場所や霜柱のできる場所では“根
上がり”を防ぐために深目(10cm)に植えます。
・寒さに強いので防寒は必要ありません。
・本州平野部では遮光ネット(遮光率60%)を使用。
【適当な栽培本数】 【種採り】
・4月に葉を採取して食用にするには50本
以上の本数が必要です。
・葉を採取するとその年は葉が再生しない。
・燐茎の栽植密度(株間)を狭く(密植)する
と単位収量が飛躍的に上昇します。 ・実生から4~年経過すると花が咲き種が採
取できます。←成長に年数がかかります。
・葉が3枚くらい出る年数になると採種できる。
・7月に採種します。
【株分け】 【種蒔き】
・古株になると親株の脇に新芽ができて
1株が3~4株に分けられる(分げつ)。
・4年生以上の株ですと、春に植えて秋には
2~4株に分株できます。 ・7月に採取した種は蒔く前に一晩ほど水に
つけ、布の袋に入れて冷蔵庫(野菜室)に一
ヶ月ほど入れて休眠を打破します。
・ユリ科の植物は翌年に発芽しないものが多
いが上記の作業により発芽します。
【肥料】 【月ごとの作業:畑で栽培の場合】
・有機質(完熟堆肥)を大量に投入します。
1a(アール)あたり1~2トン。
・秋口に化成肥料を株元に施す
・少量ずつこまめな追肥が理想。(油粕)
施肥量を増やすと萌芽が早まり、黄変期が
遅くなることで生育期間を伸ばせます。 ・4月~5月→植え付け・株分け
・9月~10月→植え付け・株分け
・7月~8月→ダイオシートで遮光した
り、表土の乾燥防止に敷きワラや敷
草を行なう。
・夏場→乾燥が続く場合は水掛け。
【収穫】
・4月中旬~6月中旬に茎と葉を1枚残し収穫。
【大量に増殖する場合】①種蒔き→②移植(定植)は3年後です。
種採り目的の親株(採種用)は株間15cm程度と増殖(分株用)よ
り広くして移植しない。移植すると種の生産量が極端に低下する。
繁殖は株分けと実生によりますが、大量に増やす場合は種まき(実生)します。
★採種は葉が3枚出るようにならないとできません。幼苗を植えてから6年程度かかる。
【①種蒔きの仕方】
★採種は7月にします。→★採種したら一晩水に漬けます。→★布袋に詰めて2~5℃
の冷蔵庫に一ヶ月ほど入れて休眠を打破します。ユリ科の植物は発芽率が悪いです
が温度処理することで発芽率が高まる。→★有機質が多い砂質土壌の床を作って、
筋蒔きします(お盆過ぎ~9月下旬)。→★土を浅くかけた後に手のひらで鎮圧。→
★濡らしたモミガラを2~3cmかけます。→★冬季はモミガラの上に敷きワラをすると
良いでしょう。→★2月下旬になったら敷きワラだけを取り除きます。→2月下旬~3
月には発芽します。→★蒔き床の上にダイオシートで日除けと乾燥防止の覆いをし
ます。→→★長ぁ~い幼苗期→→★発芽から3年程経過した青年期の苗を定植。
■初心者は種を一粒ずつ蒔くのではなく花蕾ごと蒔くと失敗が少ない。
花蕾
種→
【②移植(定植)】青年期の苗を移植します。地上部(葉と茎)が枯れる9月下旬~10月に
移植する。畝幅60cm・株間15cmとして2~3条植え。植え付け後に敷きワラや敷き草
をして乾燥を防止する。ダイオシート(遮光ネット)で日除けする。
分株用の親株は密植(株間4cm程度)すると“分げつ”により子株が沢山発生する。
【肥料(1a当たり)】堆肥500kg+鶏糞少々+油粕少々、(チッソを多く)。
定植の一ヶ月以上前に施肥をして土になじませておく。
【定植初年度の注意事項】
★定植初年度は5月に定植すると、6月に葉が弱り、7月には地上部(葉と茎)が枯れます。
しかし、翌年の早春(2月)には再び発芽しますのでご安心ください。
★定植初年度に花蕾が付いたら摘んで下さい。。根を弱らせないためです。
★堆肥を水で溶いたものを施肥すると即効で元気(活力)が出ます。
■TBSテレビで“行者ニンニクパワー” → 内臓脂肪を取り去り血液をサラサラにする。血液系の病気予防■

植付け方の間違い・・・!   「多いですょ~」
■植え方の間違い⇒根の部分のみ地中に埋め、リン茎と葉を地上に出す。
■正しい植え方↓りん茎の頂点(画像)を地表より3cmの深さに植え、
葉の部分のみが地表に出るようにします。
【植え付け深さ:目安】

N-1:古株茎=15cm以上

N-2:経年茎=12cm以上

N-3:養生株=7cm程度

茎は地中です。発芽して葉
の部分のみ地上に出ます。


■□■□■□■□■【暖地での栽培法】□■□■□■□■□■

②【暖地で多数栽培の遮光施設】


高さ:70cm←1mの足場パイプ
を30cm埋める。
幅:1mの足場パイブ
長さ:栽培本数に応じて延長 本州平野部の4月は
20~30%の遮光率
★板にタールを塗りました 本州平野部の5月~
10月は60%の遮光率
★ダイオシート(遮光ネット)
を使用した
6年生以上の経年茎ですと、花蕾の位置が地表から60cmの高さ
に形成される。遮光ネットの位置は80~1mの高さが必要になる。


③【家庭菜園での少規模栽培】遮光ネットを利用します
畳1枚の広さで50本も育ちます
6年生以上の苗ですと5月中旬に花蕾
を作り、7月には種の採取が可能です。

④【滋養農園の行者ニンニク畑】 栽培法の似ている高麗人参小屋の隣。
強風の季節には小屋の周囲に“防風ネット”を廻らします。
行者ニンニクの本場(原産地)での生育期間が3ヶ月程度なのに比較して、
滋養農園の施設内↑では、3月上旬の発芽~9月末まで半年以上も葉(有
葉・有茎)を維持することができる。施肥量を多くすることで萌芽を早め、枯
れ葉期を遅らせることができます。"


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