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2009年4月21日火曜日

現代農業2001年3月号 小力技緑肥稲作で、 いったいいくら下がるか?術で、経費はどのくらい下がるのか?

現代農業2001年3月号 小力技術で、経費はどのくらい下がるのか?
"緑肥稲作で、 いったいいくら下がるか?
――福島県原町市・渡部泰之さんの場合
緑肥で、除草と元肥一発
自然の宿 くすの木び外観
渡部さんの緑肥仕込みは極浅。ほとんど倒してるだけ (赤松富仁撮影)

 緑肥で除草と元肥一発施肥を兼ねる「緑肥稲作」。福島県の渡部泰之さんが、今一番注目しているのが、この緑肥を使ったやり方だ。田んぼでとれたものを田んぼに戻す究極の「ただどり稲作」をねらう渡部さんには、今のところ緑肥が一番、実用性が高そうだ(2000年10月号・11月号参照)。

 渡部さんの場合の緑肥稲作を、コスト計算してみたら……。
緑肥のタネ代+グアノリン酸代

 渡部さんの場合、秋、刈り取りが終わったらまず、生の米ヌカを100kgまく。米ヌカは、コイン精米機もあるし、他の人の精米も請け負ったりするので、いくらでもある。これは無料。

 次に、緑肥のタネを播く。渡部さんの場合、イタリアンのサクラワセ(雪印種苗)を使うが、昨年は10a2kg、今年は3kg播いてみた。仲間で交渉してkg550円で買えるようになったので、3kgとして10a1650円。

 緑肥のタネは単独では播きにくいので、一緒に米ヌカボカシを混ぜてブロードキャスタで播いてしまう。米ヌカボカシはグアノリン酸入りで、夏の間につくっておいたもの。全体90kgのうち、グアノは40kgくらい入っている。2,800円。

 こうして冬の間に緑肥のためにやった肥料は、そのまま春になったらイネの元肥となっていく。春先にもう一度40kgのグアノが入ったボカシをやって、今年は田植えの30日前にサクラワセをすき込むつもりだ。それで自然にへの字肥効になる。有機元肥一発で、追肥なし。

すき込んで水を入れれば、米ヌカ除草と同じように田がわいて、有機酸が出て、除草ができてしまう(場合によっては米ヌカ併用)。だから除草剤も農薬もなし。植えたらもう、あとは何もしないラクラク稲作なのだ。(かこみ4 渡部さんの緑肥稲作のコスト)
スズメノテッポウ緑肥で究極の「ただどり」へ

 以前、渡部さんがV字稲作でガンガン肥料をやり、バリバリ農薬をかけていた頃は、肥料代、農薬代、除草剤代、全部合わせて10a当たり4万円とか5万円とかかかっていた。作業もきつくて、年をとってきた今では、とても続けられない農業だ。

 かといって、「時代は有機農業だ」と有機質肥料を買っていたのでは、これはたいへんだ。有機質肥料は高い。それに油粕やダイズ粕はみな輸入品で、わざわざ外から持ち込むものだ。田んぼの自然循環をうまく生かしたやり方でないと、かえって労力もコストもかかる。相当に米を高く売らない限り、赤字になってしまうだろう。自然循環を生かしてコストを下げるには、冬にその場で育つ緑肥をどう使いこなすか、あとは副産物である米ヌカなどを有効利用することだ。

 渡部さんは、緑肥のタネも、いずれは播かなくてすむようにしたいと思っている。スズメノテッポウがたくさん生える田があるので、そこは秋から起こさず、施肥もせずにただ自然に任せて生やしてある。少しでも種を落とさせてから緑肥にするつもりだ。そう一朝一夕には増えてくれないので、全部の田でやれるようになるのはいつの日かわからないが、これこそ究極の「ただどり」だ。

 牛も鶏も豚も、いろいろなものが貿易自由化になって、かつて規模拡大で表彰されたような経営の人が、借金で次々倒産したりしている。今残っている人は、かねてより自給的経営を大事にしてきたような人だ。米も自由化。農場内自給を大事に、自然循環を生かすような経営が強いし、きっといつまでも残っていける。――渡部さんは今、そんなことを考えている。


2009年4月20日月曜日

脱サラ農園主が無農薬のジャムとソースを販売 - 岐阜新聞 Web

脱サラ農園主が無農薬のジャムとソースを販売
in - 岐阜新聞 Web
 2009年04月05日08:45 
写真:脱サラ農園主が無農薬のジャムとソースを販売
無農薬栽培のブルーベリーで作ったジャムとソースを売り出す田上健さん=下呂市乗政、田上農園

 下呂温泉近くでブルーベリー狩りが楽しめる下呂市乗政の田上農園が、新たにブルーベリージャムとソースの瓶詰を売り出した。農園主は脱サラ8年目の田上健さん(46)。ブルーベリー狩りシーズンを前に新商品をアピールしている。

 田上さんは、下呂温泉の抜群の知名度と観光客を視野に、無農薬、無化学肥料の観光農園を構想。一昨年から観光ブルーベリー狩りを始めた。6月から9月下旬まで、30分食べ放題で大人800円という設定で初年度は約1200人、昨年は約2000人が訪れ、十分な手応えを感じている。

 昨年は豊作で約300キロを初めて冷凍保存し、加茂郡東白川村にある「味の館」に加工を委託。今春、グラニュー糖とレモン果汁を少し加えただけのジャムとソースが仕上がった

 「何かお土産品をという声が多かったのと、加工できれば経営も安定する。味は自信があるが、何より安心して食べていただける」と田上さん。ジャム、ソースとも内容量は180グラムで、800円。地元のJA直売場や中津川市の道の駅にも出すほか、通信販売にも応じる。同農園の電話は0576(26)2876。


2009年4月19日日曜日

月刊 現代農業12月号 花・野菜 嬬恋のキャベツが変わり始めた

月刊 現代農業12月号 花・野菜 嬬恋のキャベツが変わり始めた
1: "店もちが悪い

 「どうも嬬恋のキャベツは、予冷していても荷傷みが早い。市場からそう言われたんです」

 群馬県嬬恋村農協の営農課長・滝沢孝好さんは、当時の頃を思い出して、そう話す。

 「嬬恋村のキャベツはみずみずしくておいしい―――」降水量が多めであることから、世間ではそう評価されてきたのだが、昭和から平成に移る頃、「おいしいけどしおれが早い」「輸送中に傷になったところから傷みやすい」という声が聞かれるようになったという。

硝酸が原因だ

 平成3年、村に役場や農協、農家が一体となって「野菜研究会」という組織ができた。村全体で500人ほどの野菜生産者の中から、各地区の出荷組合の役職など数10人を集めた研究会だ。滝沢さんは、とりあえずその研究会で、キャベツの店もちの勉強をしてみようと、種苗メーカーである渡辺採種場の販売部長・佐藤さんを講演に呼んだ。

 「佐藤さんは、私の古くからの知り合いで、以前から野菜の硝酸はいずれ大きな問題となるということを話していたんです。チッソのくれすぎは悪いということは漠然とわかっていたけども、くれすぎるといったいどうなるのかがわからなかった。それで佐藤さんに来てもらって勉強会を始めたんです」

 10数人ほど集まった勉強会の席で、佐藤さんは、店もちが悪いのは硝酸が原因であることを話した。

 硝酸とは硝酸態チッソのこと。肥料として与えたチッソは土壌中でアンモニア態チッソもしくは硝酸態チッソの形でいる。作物は主に硝酸態チッソを好んで吸収、葉で還元してアンモニアとし、さらにアミノ酸からタンパク質へと同化させ、茎葉がつくられる。ところが、施肥チッソが多すぎたり、光合成の力が弱いと、この還元同化がうまく進まず、硝酸が蓄積してしまう。いわゆる「チッソがダブつく」とか、「未消化チッソ」といわれている正体が、硝酸態チッソなのだ。

 この硝酸が蓄積すると、店もちが悪いだけでなく、病気や害虫にやられやすく、人の体にもよくない。反対に、収穫期にむかって硝酸が減ると糖度が上がり、栄養価も高まることを、佐藤さんは話した。

メモ: 作物の硝酸の害とは?

 硝酸の人体への害作用については、次のようなものが知られている。(1)トマトジュースなどの食品に含まれる硝酸イオンが缶の腐食をすすめてスズを溶かしだし、このスズが食中毒発生の原因物質となる(2)硝酸が亜硝酸に還元され、亜硝酸が血液中のヘモグロビンに作用、酸素を運ぶ能力をもたない血液が体内循環し、各細胞は酸欠状態となり、中毒をおこす(3)硝酸から変化した亜硝酸が食品中の第2級アミンと反応して、発ガン物質として知られるニトロソアミンを生成する、など。なお、硝酸含量は、全般に葉菜類で多いが、ゆでることによってその多くはゆで汁に溶け出す(農業技術大系土壌施肥編第2巻「硝酸含量」の項より)。

 これらのことから、オランダやドイツなどの諸外国では野菜の硝酸濃度について基準値・上限値を定めている。

 高度化成から有機質肥料へ ●仙之入地区 石野時久さん 
石野時久さん。
「自分でつくったキャベツを自分の子どもに自信を持って食わせられないのは、まずいんじゃないか」と、農法転換中

石野さんと同じ仙之入地区の園田栄一さん。キャベツの糖度を測る。冬のキャベツは7~8度あるが夏のキャベツは5~6度がいいところ(*は赤松富仁撮影)

自分がつくったキャベツは体に悪い!?

 これを聞いた仙之入地区の石野時久さんはショックを受けた。

 「それまで硝酸態チッソという言葉は聞いたことはあったかもしれないけど、何のことかちゃんとわかってなかった」

 「佐藤さんが目の前で、嬬恋産のキャベツの硝酸態チッソ含量を測ったんだよ。そうしたら、その値が人の体によくないくらい高いものがあったんだよ。これまで自分が一生懸命いいものをつくろうと追求してきたつもりだったのに、よい出来だと思ってきたキャベツはじつは見た目だけで、中身は硝酸が多くて体に悪いかもしれない。自分がつくったキャベツを自分の子どもに食わせられないようではまずいよなって思った」

 これからは、キャベツのよしあしは見た目じゃなくて、硝酸や糖度を測ってみないとわからない。石野さんはそう実感した。

糖度6度をめざす

 石野さんは、「有機質肥料であれば肥効がゆっくりだから、キャベツが一気に大量に吸うことはなかろう」と判断し、5年前から、チッソ肥料を全量有機質に替えた。それまで高度化成100%だったのを有機質肥料(7―7―4)100%に切り替えたのだ。有機質肥料はライムソワーで散布しやすい粒状のものだ。さらに「施肥量の多いものほど硝酸含量が高まる」ので、元肥の施肥量も減らした。例えば、「YRSE」という品種だったら、これまでチッソ20kgふっていたのを18kgという具合に。

 さて、石野さんは隣りどうしのキャベツの葉が触れあう頃、結球開始時に、硝酸を硝酸イオンメーターで、糖度は出荷直前に糖度計で、それぞれ測った(計測機器のメーカーについては2001年10月号272頁参照)。ところが、硝酸は低いときもあるし、高いときもある。糖度はなかなか上がらない。

 「どうも生育初期の硝酸が高くないと糖度ものらないみたい。かといってチッソを増やしたら、収穫時の硝酸も高くなっちゃう。緑が濃くないキャベツは硝酸が高くなくていいけど、糖度も4とか5度しかない。6度をめざしてるんだけどね」

 でも、肥料を替え、施肥量を減らしたせいか、以前に比べれば収穫時の硝酸は減ってきたのだろう。作柄が割とよくなってきた。収穫時に向かって硝酸が減ると、キャベツはそのぶん体(茎葉)を充実させる。最近は農薬をかける間隔をあけても大丈夫になってきたし、歩留まりもよくなってきたと感じているところだ。


 葉面散布でコントロール ●大笹地区 佐藤功次さん 三富正繁さん 松本一行さん 

左から長井出荷組合の佐藤功次さん、松本一行さん、三富正繁さん。葉面散布で腐れが減ってきた

一番お金になるL玉8個入り(10kg箱)。天候しだいでL玉でとまってくれないのが共通の悩みだったが……(*)

葉面散布剤で荷傷み減った

 大笹地区の長井出荷組合に所属する佐藤功次さん、三富正繁さん、松本一行さんは、村で硝酸問題が騒がれ出した頃、メーカーからすすめられた葉面散布剤を使いだし、今ではすっかり夢中だ。松本さんが5年前に使いだして、結果がいいので、他の2人にも広がった。

 この組合でも、やはり荷傷みが問題化していた。そこで出荷箱の中に吸水マットを敷いて対応した。露が付いたままキャベツをダンボールに詰めるので、露を吸い取れば傷みが減らせるのではないかと思ったからだった。しかし、そこへもっといい資材が現れた。「ファイン」というその葉面散布剤は、植物が長いあいだ堆積してできた腐植から抽出した液体で、作物体内の硝酸を消化させる働きがあるという(148頁)。これを使うようになってから、荷傷みがほとんどなくなったという。

 「オレは後から追肥するのがいやだから、もともと元肥主義で多めにやるタイプ。でも葉面散布剤を使えば、硝酸を消化させられるから、腐れも減るってわけよ。それに虫も減るし、糖度も1~2度上がる」と三富さん。

チッソがコントロールできるから、L玉でとめられる、畑に長くおける

 さらに、3人が喜々として話してくれたのは、キャベツがL玉でとめられることだ。

 いまキャベツは、1箱L玉8個入り(10kg)がもっともお金になる。農家はL玉を多く出荷すべく、出荷計画に合わせて決まった数量を植え付けている。でも、ひとたび雨が降るとキャベツの生育はすすんでしまい、前の作付けのキャベツとかちあい、収穫しきれなくなる。結局、2Lにしてしまったり、裂球させてしまったり、畑で腐らせてしまう。

 ところが、雨が降って生育がすすんだとき、この葉面散布剤をかけると、キャベツの体内硝酸が消化されて、生育が抑えられるというのだ。佐藤さんは「出荷予定日より20日間ぐらい畑に置いておける。それでも腐らない。相場をうまく読めば大当たり」とまで言う。今までお天気任せだったキャベツの生育が、チッソ(硝酸)のコントロールができるようになって、生育調整できるようになるのだ。

 「でも倍率が難しい。間違うと生育は抑えられないか、ピタッと止まっちゃう。失敗しないと覚えられねえよ」

 現在、収穫期の硝酸イオンは2枚目の外葉で2500~3000ppmをめざしている。
 根っこをつくれば作物自身がコントロール ●大笹地区 佐藤恵一さん 
キャベツを休ませ、緑肥を播いて起こすと、物理性改善になり、自然災害に強くなる(写真は佐藤さんの畑ではありません*)
基本は畑づくりと苗づくり

 大笹地区の佐藤恵一さんは、本当にうまいキャベツにこだわる農家だ。佐藤さんも、いざというときは葉面散布剤を使って硝酸を減らすが、基本は畑づくりと苗づくりだという。

 「水はけのいい畑ができれば、どんなに雨が降っても根腐れしない。根張りがよくて葉が厚い健苗ができれば、腐れの少ない糖度の高いキャベツができるんじゃないかい。作柄は苗で8割決まる。ようは根っこだよ」

リン酸をよく吸える根っこ

 たとえば、佐藤さんは、村では珍しく緑肥(エンバク)のすき込みをしている。11haある面積のうち、キャベツの作付けを9haにして、残りを休ませて畑をまわす。土の物理性を改善して、水はけをよくするためだ。

「減農薬・減化学肥料栽培」のシールが貼られた出荷ダンボール。元肥に有機質肥料と微量要素肥料を使い、出荷前の畑で硝酸値を測るようにしている(*)

 また育苗は自宅近くのガラス温室で行なう。標高の高い嬬恋村では、2~5月の春まきキャベツの育苗は標高の低い他町村で行なわれるのだが、佐藤さんは自宅育苗だ。

 「ハウスだと水もチッソも切れる。すると、硬い苗ができる。そういう苗は養分に飢えてるから、植えると肥料の吸収がよく、それでいて葉の細胞膜が丈夫だから水分蒸散が少なく、病気にもかかりにくい。家のそばに苗床があると、そういう細かい管理ができる」

 チッソばかりを吸収せずリン酸をよく吸収できる、毛細根が発達した根っこをつくることができれば、作物は自分で硝酸を同化させる力を持っている。そういう根っこの体質は苗のときに決まり、一生ついてまわるのだ。

 ただ、そうはいっても、晴天が続いたあとに雨が降ると、生育はどうしても進んでしまう。出荷予定日がズレそうなとき、佐藤さんは、リン酸や微量要素を吸収させて硝酸の消化をすすめるとされる「メリット」(148頁)を使う。そのときは必ず外葉の硝酸を測り、その値により倍率を変えている。何ppmのときに何倍でかけたらいいかは、何回も自分で試して経験を積むしかない。

指導員に糖度計と硝酸イオンメーターを

 こうして「野菜研究会」の勉強会をきっかけに、農家はそれぞれに、硝酸を減らし、糖度を高める取り組みを始めた。

 いっぽう農協でも、各支所の指導員に糖度計と硝酸イオンメーターを持たせ、収穫前のキャベツを測り始めた。

 とくに平成1年から本格的にスタートした「減農薬・減化学肥料栽培」では、元肥に有機質肥料と微量要素肥料を使い、出荷前に畑で指導員が硝酸値を測るようにしている。ただし、現段階では硝酸と糖度の値や測定していることを市場にも公表しておらず、内部取り決めだ(この栽培の面積は現在500haに及び、全作付面積2860haの約5分の1)。

 また販売価格は相場に左右され、通常の栽培より高いときもあれば、安いときもある。本当はこれらの栽培努力が価格に反映されれば申し分ないところなのだが、店もちがいい品物は、確実に、優先的に取引される。ここ数年、嬬恋村のキャベツは確実に硝酸が減り、店もちがよくなってきた。


養豚 養鶏に木炭を与える

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飼料に添加 木炭
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安全安心な養鶏 養豚はクリーンな環境とクリーンな体内環境から生まれます。

間伐材を原料とした安全な木炭を飼料に適した粒度に加工しています。

また、針葉樹の木炭の為、手ですりつぶすことが出来ます。

飼料に添加する木炭はバージン材を原料とし大自然の環境条件で製造されています。(産廃施設での製造ではありません。)

原料供給となります。小袋からフレコンで販売いたします。

使用例

採卵鳥への利用・・・飼料に約1%を目安に混合してください。

体内をキレイにし健康な状態を作りだす。
鶏ふんアンモニアガスの低下
産卵率の改善
卵殻の改善
胃腸の調子を整える
卵の生臭さの低減
ハウスユニット値変化
環境の向上

上記の改善を実感するためにただいま社内で飼育しています。美味しいたまごを目指します。
飼料に添加する木炭の可能性を紹介します。

下記の論文は製品効果を証明するものではありません。

銅低減飼料を給与した離乳子豚に対する乳酸菌添加木炭の効果

群馬畜試研報 第12号

要旨
哺乳期子豚用飼料には、日本飼養標準要求量の数十倍もの銅が添加されている。
消化吸収されなかった多くの銅はそのままふん中に排泄されるため、農地への重 金属蓄積や肥料流通の停滞等の問題として危惧されている。
飼料中の銅を減らすとふん中の銅排泄量は低下し、発育への影響もないが、ふんの色が黒色から明茶 色に変わり、軟便の発生がみられることが問題点となっている。
そこで、銅低減 飼料に木炭及び乳酸菌を添加したところ以下の結果を得た。

1 発育は供与開始2週までは乳酸菌木炭区が一日平均増体重で100ppm区を0.07  ㎏上回ったが、その後は各区の差は認められなかった。期間全体では、乳酸菌 木炭区が100ppm区より期間増体重で0.4㎏、飼料要求率では0.06上回った。

2 下痢及び軟便の発生は木炭及び乳酸菌木炭の添加により低下した。

3 木炭区及び乳酸菌木炭区は銅100ppm添加飼料と同様に糞の色が黒く、農家も  受け入れやすいものになった。

緒言
現在の養豚用配合飼料には下痢防止や発育促進を目的として、多量の銅や亜鉛など の重金属が添加され、特に哺乳期子豚用飼料の銅含有量は日本飼養標準に示される要 求量の数十倍にも達している1,2)。
このため、多くの重金属は豚に吸収・利用されずにふん中に高濃度に排泄されている現状に ある。 重金属を高濃度に含むふんから出来上がった堆肥の散布により、土壌への蓄積 を招き環境保全や豚ふん堆肥の利用や流通上の問題点として指摘されている。
 各県の報告3,5)では、飼料中の銅濃度を低下させることにより、ふん中への銅排出量を軽減することが可能であり、発育にも影響はないとしている。しかし、片野ら3)はふんの色が黒色より明茶色に変わり、軟 便の発生件数が増加することを問題点としてあげている。
 そこで、整腸作用が期待できる木炭また は乳酸菌を添加した銅低減飼料の給与が、 ふんの色の変化や軟便の発生、および発育 に与える影響について検討を行った

引用文献
1) 農林水産省農林水産技術会議事務局.1998.日本飼養標準.豚:10-11
2) 磯部等ら.1999.栃木県における豚用飼料、豚ぷん及び豚ぷん堆肥の重金属含有量の実態.日本土壌肥料学会誌70(1):39-43
3) 片野良平ら.2002.銅の適正給与による離乳子豚のふん中銅排泄量の低減.群馬蓄試研報9:61-65.
4) 園原邦治.2003.飼料中の銅・亜鉛濃度と豚の発育および豚ふんへの排せつ量の検討.千葉蓄セ研報3:7-11
5) 増田達明ら.2001.豚からの銅亜鉛排泄量低減試験(第1報).愛知農総試研報33:301-306."


2009年4月18日土曜日

アサヒ、有機栽培ぶどう100%ワイン「サンタ・アナ・エコ・トロンテス」を発売

アサヒ、有機栽培ぶどう100%ワイン「サンタ・アナ・エコ・トロンテス」を発売
in - マイライフ手帳@ニュース

 アサヒビールは、アルゼンチン/サンタ・アナ社のワイン「サンタ・アナ・エコ・トロンテス」(750ml瓶/白・辛口)4月14日から発売する。

 アルゼンチンは、フランス、イタリア、スペイン、アメリカに次ぐ世界第5位の生産量を誇るワイン大国。標高1000mクラスの地に降り注ぐ太陽とアンデスの雪どけ水がぶどう栽培に理想的な条件を生み出している。加えて近年は、ぶどう栽培技術の改良と醸造技術の発展によって、ワインの品質が急速に向上しているとのこと。さらにコストパフォーマンスの高さや、アルゼンチン固有のぶどう品種である“マルベック”や“トロンテス”などの個性などにも注目が集まり、日本への輸出数量も年々増加し市場を拡大しているという。

 一方、近年の自然志向の高まりや、消費者の食に対する安全への関心などを背景に原料や醸造方法にこだわり自然のイメージや安心感を訴求したワインが伸長しているとのこと。また、輸入ワインでもチリやアルゼンチンを中心に“オーガニック(有機)”と謳ったワインが増えてきており、これらの市場は今後ますますの拡大が見込まれている。

 サンタ・アナ社はアルゼンチン国内および日本でもトップクラスの販売量を誇るワイナリー。畑や周囲をとりまく自然環境に配慮しながら丁寧なぶどう栽培を行うことで高品質なワイン造りを目指し、2003年から有機栽培プロジェクトを立ち上げたという。アルゼンチンの有機認証機関である「アルヘンサート」(1991年に設立されたアルゼンチンで最大規模の有機認証機関で、EU諸国や米国、日本などの主要な有機認証機関とも提携している)の“化学肥料や化学合成農薬は使用しない”“有機栽培に認められる植物由来の肥料のみを必要な場合に最小限使用する”などの厳しい規定に準じた農法に基づいたぶどう栽培を実践し、2007年に収穫したぶどうから認証を獲得している。

 「サンタ・アナ・エコ・トロンテス」は、アルゼンチン固有のぶどう品種であるトロンテスでつくった白ワイン。原料のぶどうはすべて有機栽培によるもので、丁寧に栽培したぶどうの凝縮した果実味と、アルゼンチンの豊かな土地の個性を充分に活かしたワインに仕上がっている。ピーチやマスカットのような果実の華やかな香りとなめらかで爽やかな酸味のバランスが良いワインとなっている。食前酒や日常の食事にあわせて楽しめるとのこと。

 ネーミングの「エコ」は、自然環境や生態を意味する“エコロジー”に由来し、ラベルは、白を背景に、鳥と大地のイラストを配し、自然のサイクルをイメージしたデザインとなっている。

[小売価格]オープン価格
[発売日]4月14日(火)

アサヒビール=http://www.asahibeer.co.jp/"


2009年4月17日金曜日

現代農業2001年3月号 小力技術で、経費はどのくらい下がるのか?

小力技術で、経費はどのくらい下がるのか?
in 現代農業2001年3月号
 "半不耕起で、いったいいくら下がるか?
――岩手県藤沢町・千葉政治さんの場合

 田んぼを耕耘・代かきするのに、表層だけをできるだけ浅く、3~5cm程度の深さに耕すやり方を、本誌では「半不耕起栽培」と呼んでいる。半不耕起は、自然の力をうまく生かして、人間はラクに、作物はよくなる「小力技術」の代表格だ。だけど、これの経費計算は、ちょっと難しそう……。

 半不耕起には、草を抑える「トロトロ層」(2000年5月号参照)をつくる目的で、耕耘に加えて代かきを丁寧にやるやり方もあるが、岩手県の千葉政治さんの場合は、代かき用のドライブハローで一回耕すだけ。千葉さんに協力してもらって、半不耕起の経費節減効果 を聞いてみた。以下は千葉さんのお話――。
ワラや草が飛び出しているくらいに半不耕起

 1枚3反の田んぼをドライブハローで半不耕起する時間は30分ちょっとですむ。私は、半不耕起でトロトロ層をつくろうとは考えていないので、ハローの爪をとくに高速で回そうとは思わない。それよりも、切りワラや刈り株やスズメノテッポウなどの草を完全に埋没させないことがいちばんだね。

  湿田ぎみなので、いきなりハローで耕す方法には向いているが、透水性が良くないために有機物が泥に埋没すると田んぼがわきやすい。浅く耕して表層に切りワラや草が集中したところに泥で完全にフタをされてしまうと、田植え後のイネの根にも影響が出る。ワラや草がピンピンと飛び出しているくらいがちょうどいいよ。ハローの爪でひっかいた表層の土がちょうど反転するくらい、切り株が逆さにひっくり返るくらいに浅く耕す。
時間4分の1、燃料代も4分の1

千葉さんの半不耕起は、刈りあとそのままの田んぼに水を張って、表面 の土や株がひっくり返る程度に浅耕するやり方

 近所の人に頼まれて耕耘・代かきを請け負う田んぼがある。3反区画の田んぼをふつうにやると、ロータリで耕耘するのに1時間、代かきを2回するのに30分ずつ、合計2時間くらいかかる。その点、半不耕起なら30分余りだから、4分の1の時間ですむことになる。半不耕起は、1日に2町分くらい耕してまわることも可能だ。それでもう田植えができる。

 時間も4分の1なら、燃料代だって4分の1くらいだろう。30l入るトラクタの燃料タンクをいっぱいにするとだいたい1日もつから、30lで2町を半不耕起できると考えてもいい。軽油代を1l80円とすれば、2町歩に2,400円ですむ。それをふつうに耕耘・代かきするなら4倍の9,600円。つまり一反当たりにすると、半不耕起なら360円燃料代が安くすみそうだ(かこみ3 半不耕起の燃料代節減効果 )。

 同じ面積を少ない時間でこなせるわけだから、トラクタも長持ちするだろう。わが家の22馬力のトラクタはかれこれ20年以上使っている。機械屋に追い回されて困るが、まだまだ使える。

 刈り株がそのまま残る田んぼにドライブハローをかけたらハローが傷むんじゃないかっていう人もいるらしいけど、私のところはそんなことはないね。うちの場合は、粘土質で、暗渠が効いてない湿田ぎみの田んぼだからってこともある。小石が混じった赤土の、カチカチに硬くなったような田んぼだと、確かにハローにかかる負担は大きいかもしれない。でも、たいていの田んぼは、1週間くらい前から水を張っておいて湛水した状態でやれば大丈夫じゃないか。うちの場合は3~4日前から湛水しておけば十分だ。
経費節減だけじゃない魅力

 まあ、燃料代だけなら、経費節減といってもたいしたことはないがね。でも半不耕起には他にもいろいろ利点がある。

 耕深が浅いと田植え機がラクに走るし、田んぼが乾くのも早いから遅くまで水を張っておける。すると、一昨年みたいな暑い年でも乳白米が出にくいから、米の品質も良くなる。一等米と二等米では、仮渡し金に一俵当たり800円の差だ。反収が同じ10俵でも、一反当たり8,000円の差がつくわけだ。経費節減じゃないけど、これも半不耕起の利点だね。

 それに、お金のこともあるけど、半不耕起や不耕起っていうのは、田んぼに生きものが増えるんだよね。そんな話をすると米のお客さんも喜ぶよ。

 不耕起はもちろん、半不耕起でもワラが表面にピンピン出ていると、そのワラをエサにサヤミドロという繊維質の藻が水面 に広がる。藻は光合成で酸素を出すから、イネの根を根腐れから守る。透水性の良くない田んぼではなおさらだ。そして、ミジンコに始まって、ヤゴやゲンゴロウ、ドジョウやコオイムシがたくさん出てくる(1月号167頁)。田んぼからは、米が穫れるだけでなく楽しみもわいてくる。(談)"


神岡鉱山で「地底農業」 地下1000メートルに栽培:社会(CHUNICHI Web)

神岡鉱山で「地底農業」 地下1000メートルに栽培
in :中日新聞:社会(CHUNICHI Web)

2009年4月12日 朝刊

 岐阜県飛騨市神岡町の酒類販売会社「HIP」が、神岡鉱山の地下1000メートルでホワイトアスパラガスなどを水耕栽培する「地底農業」に取り組む。温度や湿度が安定し、水が豊富な利点を生かして低コスト化を図り、地域おこしにもつなげたい考えだ。

 鉱山の地下は温度が13度ほどで一定しており、湿度も大きな変化がない。このため、栽培での環境管理が容易とみられることにHIPが着目した。

 地下でしみ出す澄んだ水を水耕用に使用、岩石むき出しの真っ暗な地下空間で、ホワイトアスパラガスやウドなど、あまり光を必要としない「白い野菜」を栽培する。軌道に乗れば、生産設備を拡充して地下の「植物工場」とすることを目指す。

 神岡鉱山は、素粒子ニュートリノの観測で知られる東京大の「スーパーカミオカンデ」で有名。HIPは、地元有志が地域活性化のために設立した有限会社で、鉱山地下で熟成させたワインなどの販売経験もある。地域おこしの絶好の舞台といえる神岡鉱山の新たな活用法を探っていた。

 地底農業の初期投資費用などは約2000万円。今夏の実験開始を目指しており、助成金獲得に向けて政府の「地方の元気再生事業」にも応募している。

 HIPの林五月社長(47)は「神岡は鉱山城下町だが、人口が徐々に減っている。ユニークな鉱山利用が活性化につながれば」と話している。


2009年4月16日木曜日

カメムシ撃退法

カメムシ撃退法
in 実は実話&雑学

カメムシ!!くっさ~い激臭を放つアイツです。
非常に迷惑なヤツです。本当に迷惑なヤツです。
特に私の部屋には毎年決まって4月辺りから大量発生します・・・
あまりの凄さにカメムシ御殿と呼ばれる程です。やな御殿だなぁ。

余談ですが、我が家の辺りでは方言で「わくさ」と言います。
語源はサッパリ不明ですが、妹と共に
「きっと余りの臭さにワ!クサッ!!って言う所からきてるんだよ」
などと勝手な解釈をしています。
ちなみに友人のお父様は口に飛び込んだことがあるそうです。嫌すぎます。
私はお風呂に入ろうとバスタオルを持ったら、そこに潜んでいました。
史上最低な風呂上がりでした。布団の辺りに潜んでいて、激臭で目覚めた事も
ありました。史上最悪の目覚めでした。

それはさておき。

まずこいつの駆除方法に非常に悩みます。ちょっとでも刺激を与えると、
例の頭痛を引き起こす程の激臭を放つからです。参ります。
うかつに掃除機で吸おうものなら異臭マシーン一丁上がり!
です。掃除機の後ろから風が出るので。絶対やってはいけません。
そこで妹が編み出したスーパーテクニックを御紹介致します。
それはガムテープで捕獲するのです!!ちょっと長めにガムテープを
持って上から軽く押し付けて素早く持ち上げるだけ。簡単です。
あとは内側に丸めてしまえば匂いも出ないし、逃げ出すこともありません。
ポイっと捨てるだけ。慣れると一枚のガムテープで3匹くらい並べて捕獲できます。
妹はこれをワクサンドと呼んで、げらげら笑いながら丸めて捨てています。
おお、恐ろしい。・・・でも便利。妹万歳。

更に根本的にカメムシを退治できる(らしい)方法も御紹介致します。

まずカメムシの餌というのは草の汁です。・・・つまり家の周囲に柔らかい
草があると、絶好の餌になってしまうというワケです。
しかし全ての草を刈るなんてラチがあきません。我が家なんて山の中だから(以下略)

さて。とあ~る地域で田んぼのあぜ道がたくさんあいていたので、そこに景観形成に
何かを植えよう!と言うことになりました。
お花を植えるのも在り来たりなので、「匂いのあぜ道」という名前を付けて、
たくさんのミントを植えました。もちろん周囲の住民には喜ばれたそうなんですが、
以外にもカメムシがほとんどいなくなったそうです。
どうやら彼等はハーブやミントといった香りの強い草類が苦手の様です。
実はこのお話、たまたま行った会議の中で事例報告として聞いたんですね~。
早速家に戻って家族に教えてあげた所、今では溢れんばかりのミントの鉢植えで
いっぱいです。アップルミントやらパインミントやら。
このミントも最近ではホームセンターの園芸コーナーで普通に売っています。

まだ今年始めたばかりなので成果は分かりませんが、カメムシでお困りの方は
是非試してみて下さい。ミント類は育てるのも簡単です。
お部屋に大量発生する方は、鉢植えを置いてみても良いかもしれません。

ダイズ、枝豆などにつくカメムシの防除に効果があるかもしれません!


月刊 現代農業2009年5月号 伏せ込み栽培の山菜セット

伏せ込み栽培の山菜セット
in 月刊 現代農業2009年5月号
 "ひと足早く春の香りを伏せ込み栽培の山菜セット
山形県真室川町・藤山富二夫さん

 春先、野山で採った山菜を酢味噌和えやお浸し、天ぷらなどでいただくと、春の精気を食べたようで身も心もリフレッシュします。山形県最上郡真室川町の藤山富二夫さんのハウスにお邪魔すると、まわりはまだ雪で覆われていますが、そのなかには、ウド、ウルイ、ミツバ、タラの芽と四種類の山菜の春の精気が満ち溢れています。

 藤山さんが山菜栽培を始めたのは今から20年ほど前、出稼ぎをしなくても冬場の収入をということで山菜の伏せ込み促成栽培を始めたのでした。経費を極力かけないようにと、豊富な湧き水が利用でき、防風雪林に囲まれた場所にハウスを建てました。

 一般的な伏せ込み促成栽培は、地中に電熱線を埋設して地温を15~20度にして栽培します。30m足らずの4棟のハウスの伏せ床を電熱線で加温するとなると毎月5万円ほどの電気代がかかってしまいます。そこで藤山さんは薪ボイラーを自分で設計し、知り合いの鉄工所に、なんと30万円でつくってもらったのでした。現在は、二代目の薪ボイラーを使って温水を伏せ床の下に通しています。
伏せ込んだ真っ白なウルイ 「雪うるい」の収穫は暗やみの中で
ウルイの根株を並べる
天地を間違えないように確認しながらウルイの根株を並べる。芽の部分の泥を洗い流してから温度をかけて伏せ込みを開始
伏せ込んだ真っ白なウルイ。アクがなく、生でも食べられるのが売りの「雪うるい」にするために完全遮光して栽培 太陽光線が当たると葉が緑になるので「雪うるい」の収穫は暗やみの中でヘッドライトを使って行なう
秋に掘り取ったウルイの根株は外に野積みしておき、順次伏せ込み床に運んでいく 2年養成したウルイの根株
秋に掘り取ったウルイの根株は外に野積みしておき、順次伏せ込み床に運んでいく 2年養成したウルイの根株。左は貯蔵養分を十分に貯めることができなかったもの。芽の大きさや芽数がまるで違う。当然収量にも影響する。夏場の株養成がとても大事



 一昔前は「あの山菜もこの山菜も都会の人に食べさせたい」と今は栽培を休止したワサビ、ミズ、ミョウガタケなども加え、7種類の山菜をつくっていました。調理法も書き添えて「山菜詰め合わせ」として販売していましたが、やはり認知度が低く、結局今の四種類になってしまったそうです。

 いろいろな山菜を大々的に宣伝して認知度を上げれば、まだまだ商材になるものがたくさんあるはずと藤山さんはいいます。ワサビ、ミョウガタケ、ミズ、シドケ、アイコ、コゴミ……。ちなみに藤山さんがいちばん世に広めたい山菜は、アスパラのような味がするアマドコロだそうです。
収穫直前のウド
収穫直前のウド。2年養成した根株からは、極太の2Lサイズがとれる
ウドの伏せ込みベッドには落ち葉を敷きつめる
ウドの伏せ込みベッドには落ち葉を敷きつめる。ふつうはモミガラなどを入れて軟白化させるが、落ち葉だと株元までスッと手が入るので収穫しやすい

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検索語「山菜 伏せ込み 栽培」でルーラル電子図書館(「現代農業」)を検索 検索式:

 ひと足早く春の香りを届ける山菜の伏せ込み促成栽培は、1月中旬から4月いっぱい収穫しますが、勝負は夏場の株養成。しかし、藤山さんは原木ナメコ栽培で1tほど出荷するナメコ栽培農家でもあります。年間3万~4万個の植菌もしなきゃならないし、夏ネギも45a栽培しているので、夏場はとても忙しいのです。冬の伏せ込み用山菜の株養成はミツバ10a、ウルイ20a、ウド60a、そしてタラの芽が40aと面積もあるので大変です。

 夏場にしっかり株養成するためには、養成株の株間を広くとり、株元まで十分に直射日光を入れること。そうして育てながら貯蔵養分を十分蓄えた健康な根株をつくることが大事だと藤山さんは強調します。秋に根株を掘り取るとき、その冬の収量がわかってしまうのだそうです。

「夏場の山菜の株養成がうまくいかないとこうなる」と、伏せ込みして収穫したミツバと、これから伏せ込むウルイの根株を見せてくれました。貯蔵養分をしっかり蓄えた太い根のミツバと、細い根のミツバでは、左ページの写真でもわかるとおり、出てくる新葉の大きさがまるで違います。
藤山さんご自慢の薪ボイラー
藤山さんご自慢の薪ボイラー。これで伏せ込み床を暖める湯を沸かす。収穫が済んだタラの木も燃料にする
タラの芽の伏せ床
タラの芽の伏せ床。伏せ込むとき、切り口を3回ほどきれいに洗わないとカビが生えてくる

 藤山さんはウルイとウドはこだわって、株養成を2年するのですが、株養成がうまくいったウルイは、伏せ込む段階であきらかに芽の大きさと芽数が違います。また、2年養成して充実したウドの根株からは、極太の2lクラスが収穫できるのです。

 藤山さんの山菜つくりのこだわりは近所でも評判。お土産やお使いものに地元の人たちが使ってくれるなかで、口コミで年々顧客も増えているのだそうです。
根株が充実したミツバとそうでない根株
根株が充実したミツバと、そうでない根株では、茎葉がこれほど違う
ミツバの収穫
ミツバの収穫。充実した根株から伸びる茎葉は30cm以上に。香りが高い根つきの「根みつば」として出"


2009年4月15日水曜日

asahi.com(朝日新聞社):歴史を変えた気候大変動 [著]ブライアン・フェイガン - 愛でたい文庫 - BOOK

:歴史を変えた気候大変動 [著]ブライアン・フェイガン
- 愛でたい文庫 - BOOK: asahi.com(朝日新聞社)

[掲載]週刊朝日2009年4月17日号

* [評者]温水ゆかり

■ディケンズも小氷河期を生きた

 なるほど、歴史には地政学もあるが、気候学もあるなと思わせる好著。“最近の地球はおかしい”といった“現世視野”でないのがいい。

 に、しても、1300年頃から1850年頃まで約500年間、リトル・アイス・エイジ=小氷河期と呼ぶべき時期があったとは。ただし、ずっと極寒だった訳ではなく、気候がめまぐるしく変動したらしい。この間、黒死病、イギリスの囲い込み農業の開始、フランス革命やアイルランドのポテト飢饉があった。自分で耕し、食べ、あげくに重税を課された農民が圧倒的多数だった時代。飢饉(天地災害)と飢餓(統治者の無策)が人類の歴史を作ってきた。自然に翻弄されたこの歴史に、化石燃料の使用という人為的要因が乗っかったのが現代という訳である。人間は恐竜と同じ運命を辿るのか!?

 それは各自で考えて頂くとして、本書の話題は広い。骨まで冷える描写が巧いディケンズは1690年以来、最も寒かった10年間に子供時代を過ごしているとか、寒さ厳しいスイスのバイロン邸での夜伽話からメアリー・シェリーのフランケンシュタインは生まれたとか、文学や絵画の話題も豊富。本書を親しみやすい読み物にしている。

    ◇

 東郷えりか、桃井緑美子訳"


月刊 現代農業2009年5月号 マメ科草生・マメ科マルチで自給菜園豊作!

知恵を使う農業、現代農業のバックナンバーは高知県立図書館にもあります。
農業を志す方はぜひご覧ください。

月刊 現代農業2009年5月号 マメ科草生・マメ科マルチで自給菜園豊作!
in 月刊 現代農業 2009年5月号 巻頭特集

●巻頭特集 マメ科を活かす

クリムソンクローバと赤クローバは立性。夏野菜と組み合わせ畑の通路や境界に播く
混植で、生育をよくするマメ科
マメ科草生・マメ科マルチで自給菜園豊作!
竹内孝功
ササゲのおかげでミニトマトが豊作

 私がマメ科植物を使い始めたのは、六年前、ミニトマトの苗を植えたところに誤ってつるありササゲを同時に播いてしまってからです。ササゲといっしょに育ったミニトマトは他のミニトマトよりもよく実をつけ、長期間収穫できました。それ以来、自然とマメ科植物と野菜を混植するなど、いろいろなマメ科植物を農地に導入して楽しんでいます。

 マメ科植物は、根に共生する根粒菌がチッソを固定することで農地を肥沃にし、また養分を野菜が使いやすい状態にしてくれるそうです。同じマメ科でも種類によって性質もずいぶんと違うので、その違いや野菜との相性などを見ながら工夫しています。

 以下、私の農地でのマメ科自給作物とその他のマメ科植物の活用法をご紹介します。
筆者 マメ科作物と相性のいい品目
筆者。持続可能な楽しい自給菜園をテーマに約5反の田畑をつくりながら、自給菜園教室を開催 筆者が見たマメ科作物と相性のいい品目
自給用の豆類と野菜・ムギを混植・輪作

白クローバの中に植えたキャベツはヨトウムシやアオムシの食害が減る

 自給したいマメ科作物には、味噌・黄粉・煮豆・納豆のためのダイズ、あん用のササゲ・アズキ。さやの若いときにゆで豆として食べるエダマメ・ソラマメ・ラッカセイ・インゲンなどたくさんあります。

 大量に必要なマメ科の穀類、たとえばダイズやアズキ・ササゲは、ムギなどと輪作すると収量も安定し、ともにいい結果が出ています。ちょこちょこ食べたいマメ科野菜は、相性のよいコンパニオンプランツ(共栄植物)として野菜と混作・間作しています。たとえばエンドウ、つるありインゲンと、キュウリの組み合わせです。連作しても大丈夫で、同じ支柱で長期収穫可能です。

 その他の定番組み合わせは、ソラマメとキャベツ、ラッカセイとトマト。エダマメは、トウモロコシやダイコン、ニンジンなどと。最近導入してよかったのは、市販の食用黒千石ダイズと夏ニンジンの組み合わせです。黒千石ダイズは、夏ニンジンと同じ時期に播きます。ダイズにしては背が低くてニンジンと競合せず、むしろ真夏の草を抑えてくれます。

 このように、マメ科植物と野菜の栽培時期や根圏層、水利用など、お互いの生育や相性などを考え競合しないように心がけます。いろいろなマメ科野菜と混植してみると、ダイズ類と根深ネギのように、マメ科の生育が抑制されてしまうような組み合わせも見つかります。
イネ科牧草と混ぜてクローバ草生、草マルチ

 一方、同じマメ科でも食べられませんが、クローバ類を農地に生やすことで、さまざまなよい影響があります。たとえば、農地の境界や通路などに生やすと、景観や地力維持によいうえに、他の草を抑えてくれるので草刈りがすごくラクになります。
検索語「マメ科 混植」でルーラル電子図書館(「現代農業」)を検索 検索式:

 クローバ草生のポイントは、単独で播くのではなく、イネ科牧草(エンバク・オーチャードなど)と複数混ぜて播くことです。混ぜることで、一年を通してクローバ草生が安定します。

 クローバ草生は、ある程度伸びたら刈ります。刈った草はすぐに熊手で集め、夏野菜の株下の敷き草(草マルチ)として活用します。草マルチは、乾燥を防ぐだけでなく、株下の下草を抑え、ミミズやクモなどのエサや巣となり、やがて自然に堆肥になります。そうすることで、野菜は無肥料栽培でも長期的に収穫できます。
クローバの使い分け
▼赤クローバは夏野菜と組み合わせる

 赤クローバは、立性で背が高く、太い直根を出し種子を播いた場所に固定します。白クローバは背が低く、ほふく地下茎で節から芽や根を広げていく性質があります。その性質の違いから、用途を使い分けています。

 赤クローバは、トマト・ナス・キュウリなど夏野菜と組み合わせ、畑の通路や境界に使用します。梅雨の時期に再生が早いので、草丈を10cm残すことで何度も刈ることができます。刈った草は草マルチに。大量にすれば、真夏の乾燥対策としても効果的です。ナス・キュウリなどの成り疲れや野菜の生育の悪い場合は、状況に応じて草マルチの上からボカシや米ヌカを補います。
▼白クローバは水田のアゼで活躍、畑では苗を植える野菜と

 水田のアゼでは白クローバが大活躍しています。アゼを使って、夏場に大量の水を要求するダイズ(アゼ豆)・サトイモ・ショウガを育てているのですが、白クローバがよく広がって背の高い夏の草を抑えてくれるため、草刈りがとてもラクです。ここでも刈った白クローバは草マルチとしてアゼで育つ野菜に使っています。

 白クローバを畑のウネのなかで使う場合は、根圏がしっかりし過ぎているため、野菜の直播には適さず、キャベツやトマト、キュウリなどの苗で植える野菜が対象です。定植箇所周辺の白クローバを少しはがして植え、苗が大きくなるまでは、必要に応じて白クローバを刈って株下に草マルチしていきます。キャベツの場合、ネキリムシやヨトウムシ、アオムシの食害が減りました。白クローバによってゴミムシ、クモ、アマガエルなどの天敵が増えてバランスがとれるからかもしれません。
マメ科のおかげで土が肥沃、収穫できる野菜の量も種類も増えた

エダマメとニンジンの混植

 いろいろな形でマメ科植物を導入したことで、生態系が多様化し、土が肥沃になり、肥料に依存することなく多くの野菜が育つようになりました。マメ科自給作物を混作・間作することで、収穫できる量も種類も増え自給率も上がりました。クローバ草生のおかげで、農地を効率よく利用できるうえに管理もラクになりました。また、一般にマメ科野菜は連作障害が出ると言われますが、混植のおかげか、今のところ連作もできています。さらに、これは自家採種の効用もあるかもしれませんが、野菜の風味や貯蔵性が高まったとも感じています。

 マメ科植物の利用はまだまださまざまな可能性を秘めている気がします。これからもいろいろと使い分けを試行錯誤しながら、無肥料自給農園を充実させていきたいと思います。

(長野県安曇野市 自給菜園研究家 http://blog.goo.ne.jp/taotao39)


2009年4月8日水曜日

“伝統”を否定した男の作る素晴らしきワイン

“伝統”を否定した男の作る素晴らしきワイン - 「神の雫」作者のノムリエ日記 - 食と料理
in asahi.com(朝日新聞社)

2009年3月24日

* 筆者・亜樹 直


「漢字源」によれば、世襲の「襲う」という文字には、従来の方法や地位をそのまま引き継ぐという意味があるらしい。その言葉の通り、ご先祖様の残した地盤や遺産を、改革の精神もなく「そのまま」受け継いでいく2代目3代目のいかに多いことか。

だから先日、来日した『M.シャプティエ』の7代目当主、ミシェル・シャプティエに会って話を聞いたときは、「変わった跡継ぎもいるもんだ」と驚いた。1808年創業のこの伝統的ワイナリーを父親から引き継いだ時、ミシェルはまず親世代のワイン作りに対して疑問を持つことから始めたという。なんと、先代に口を出させず、自由な立場で仕事をするために、相続はせず、わざわざワイナリーを買い取ったというから驚きである。こうして89年、晴れて当主となったミシェルはまず、究極の有機農法といわれる「バイオ・ダイナミック農法」に取り組む。

ミシェルが有機農法を始めた理由は実に明快だ。19世紀に普及した化学肥料は農業の効率化を進め生産性を高めたが、葡萄だけでなく菌類の発育も促すため、有害な菌が畑にはびこり、それ以前には存在しなかった病気が蔓延しだした。やがてこれを殺すために大量の農薬が撒かれるようになり、土の中にあった有用微生物が根絶やしにされる。葡萄にとって重要なミネラル分となるこれらの微生物が死に絶えると、葡萄の木は栄養不足に陥り、より多くの化学肥料を必要とするようになる。しかし、化学肥料は土の浅い部分に集中するため、葡萄の根は栄養を求めて横に広がり、土の深い部分に降りていかなくなる。


「土壌の個性とは、土の表面ではなく数十メートル下の鉱物質の部分に存在する」と、ミシェルはいう。つまり、地下深くにある土壌の栄養分や微生物こそが、ワインに複雑さやミネラル分を与えてくれるのだ。根が横に広がった葡萄からは薄っぺらな味のワインしか生まれないのである。


先代の畑を20年にわたってバイオ・ダイナミックで改良し続けた結果、シャプティエの葡萄の根は「今や地下百メートルにまで伸びている」という。シャプティエのワインを飲むと、きめ細かい味わいと強烈なミネラル、そして飛び抜けて長い余韻が確かに感じられる。地下百メートルの微生物がうごめく世界で醸しだされる、小宇宙のような複雑さである。


ミシェルが行った改革は、土壌だけではない。親の代まで使っていた古い栗の木の大樽をすべてオークの小樽に変え、発酵には培養酵母は一切使わず、野生酵母のみを使う。「醸し」といわれる葡萄の果皮と種を果汁に漬け込む工程も、通常は1週間程度だが、ミシェルは4週間以上も行う。これも科学的根拠があってのことだそうで、荒いタンニン(渋味)を取り去り、上品な細かいタンニンだけを残すための手段だそうだ。


さてミシェルは今、葡萄を受粉させ、種からワインを育てることに挑戦中である。「今の葡萄樹は三百年前の受粉から生まれたものだが、その時代の環境に適応した遺伝子情報では、現代の厳しい環境に適応しにくい。新しい遺伝子情報をもった葡萄こそが、次の時代を生き延びる」と考えているからだ。“伝統”に疑問をもって仕事をしてきたミシェルらしい着想である。


親の代には平凡なワインを作っていたM.シャプティエが、評論家のパーカーさんをして「地球の輝き煌めく光のひとつ」といわしめるほどの飛躍を遂げたのは、この7代目当主の、「親の仕事に疑問を持つ姿勢」があったればこそだ。先代の地位や権力をホイホイと継承し、平然と七光りを享受しているやからたちに、ミシェルの作る極上のワインを“爪の垢”代わりに飲ませてやりたいと思うのは、私だけだろうか。"


2009年4月7日火曜日

消火器粉末を肥料にリサイクル

消火器粉末を肥料にリサイクル JAさがなど
in 佐賀のニュース :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの

JAさがは、肥料メーカーなど3社と共同で、消火器の消火剤粉末を有機配合肥料にリサイクルする製造法を開発した。使用期限切れで回収される消火剤に、肥料の原料になる窒素とリンが多く含まれることに着目、研究を重ねた。原料価格が値上がりする中、今秋から、安定的かつ安価な肥料の提供を目指す。

消化剤の粉末は、撥水(はっすい)性を持たせるため樹脂でコーティングしている。土に溶けないため、樹脂膜除去が課題だった。JAさがなどは、肥料材料の油かすや魚かすなどの有機物と混ぜ、粉から粒に成形する過程で膜を除去する手法を生み出した。

同様にリサイクルして肥料化している消火器メーカーの除去法とは違う手法で、製造法の特許を出願した。農水省への肥料登録も終わっている。

肥料の主要三要素の窒素、リン、カリウムは輸入に頼っている。世界的な人口増とバイオ燃料需要などを背景に、一時は国際価格が高騰、価格対策が課題になっている。


JAさがは、今秋からミカン用の有機配合肥料として活用する計画。重量の10%を消火剤由来の肥料成分に変え、価格を5-7%削減する。消火器の回収方法や購入額は今後の課題で、理研農産化工(佐賀市)など2業者が肥料を製造、もう1社は材料の仕入れを担当する。


JAさが肥料農薬課は「消火剤のリサイクルはあまり進んでいないと聞いている。県内外の関連業者に協力を求め、年間10万本(1本=粉末3キロ)の安定確保を目指したい」と話す。


2009年4月6日月曜日

練馬大根の伝統的栽培法

練馬大根の伝統的栽培法

練馬尻細大根の栽培

「練馬尻細」は、沢庵漬用の大根として名声を博した大根である。昭和期の栽培法について「練馬の農業」(練馬青年農業振興会編著、昭和33年刊)に詳しいので、それをもとに述べる。

1. 整地
* 播種(はしゅ)前7日~10日ぐらいに、深さ60cm以上丁寧に耕す。
* 畦(あぜ)幅 63~66cm、東西の方向に畦立てする。株間 45cm内外。


2. 播種(はしゅ)
* 8月中旬(収穫まで100~120日かかる)。
* 縄ズリをして条をつけ、この線上に足跡を踏み付ける(これが株間になる)。これを「足っこ」といった。
* 足跡に元肥を施し、種子は爪先より少し離してまく。種は1か所5~6粒が適度。
* 覆土(ふくど) 厚さ2cm内外。大根種子は腰が弱いので、覆土してから鍬(くわ)の背などで圧すると発芽が悪い。
* 種まきの時期は乾燥期なので、注水を必要とする場合が多い。


3. 間引き・土盛り
* 播種後22~23日、本葉6~7枚のとき間引く(1回めの間引きを本葉3枚で2本立とし、その後10日はどして1本立にする丁寧なやり方もある)。
* 間引き後、土盛り(土寄せ)をする。株の周囲に高さ10cm、周囲20cm程度土を盛る。盛り寄せた土は両手で締める。但し強く締めすぎない。


4. 追肥
* 間引き前か、土盛り直後に第1回の追肥をする。
* 1株おきに穴を堀って施す。
* 第2回の追肥は、収穫の20~30日前に行う。


5. 中耕
* 土盛りと追肥が終わったら、その日、または翌日に1回めの中耕を行う。
* 第1回中耕は、南から北に土寄せする「日陰切り」である。中耕の溝の深さは6cmぐらい。
* 2回めの中耕は、第1回中耕後10日ほどたってから行う。
* 第2回中耕は1回めと反対に、北から南に土寄せする「日向切り」である。溝の深さは10cmぐらい。大根の北側の背に、土盛りより少し高く盛り上げるようにする。
この原理は、大根の北側の背に土を多く盛り上げ、また溝を深くすれば、太陽光線の射入が強く、従って根の太りを促進させるからである。


6. 収穫・洗いと乾燥
* 11月中旬より畑で抜き取り、葉と尻を切断する(右図)。
* 抜き取った大根は、その日か翌日に洗う。
* 洗った大根を連に編み、吊るして乾燥させる。乾燥日数は10日~20日。
なお、洗いも乾燥も雨は厳禁である。絶対に雨に当てないよう、降雨時には作業を中止し、雨覆いを行うこと。
* 干し上がった大根は、干大根として出荷、或いは沢庵漬に加工する。


2009年4月5日日曜日

おいしい大根の作り方|株式会社オリーブは、有機肥料を中心にお客様にあった肥料を提供しています。

おいしい大根の作り方
in 株式会社オリーブは、有機肥料を中心にお客様にあった肥料を提供しています。

1.畑の準備
畑の準備
基肥は、鶏フン・石灰・完熟堆肥を種まきの15日以上前に全面散布し、よく耕起する。
<地中深く伸びるように、深く耕そう!>
2.種まきをする前に!
種まき前
種まきの7日前までに、大根専用肥料を土とよく混ぜ、120cmの畝を立てましょう。
<排水の悪い所では高畝にしましょう!>
3.種まきしましょう!
種まき
まき溝に深さ1cmぐらいの穴をあけ、1ヶ所に4~5粒の点まきをします。(ジュース等にビンを使うと簡単です!)
種をまいた上には細かい土を1cm程度掛け、たっぷりと水を掛けておきましょう!
<早まきすると病害虫が発生するので、気をつけよう!>
4.間引き、追肥を行いましょう!
間引き、追肥
<葉の形の悪いものや葉色の濃いもの、病害虫に侵されているものを間引きしましょう>
5.いよいよ収穫!
収穫
収穫の時期に注意しましょう。
春どり(10月まき)なら種まきをしてから120~140日後、夏どりは約60日後、秋どりなら90~100日後が目安です。

収穫が遅れると「す」がはいる原因になるので、注意してください!!
<葉の付け根を切ってみて、断面にす入りしていたら根もす入りしています>
6.上手に貯蔵しましょう!
貯蔵
肩部が出ないように土寄せをして、寒い時期には上からワラを掛けて土守をしておきましょう!!少量の場合は、ポリ袋に包んで貯蔵しましょう!!


にんにく栽培

にんにく栽培



にんにくはスーパーや八百屋さんで購入する物と思われていますが、実は家庭菜園でも簡単に、育てられるのです。
品種によって多少異なりますが、秋に皮を剥いた1片を植えつけると約2週間で発芽します。
冬の寒さを過ごした後、日が長くなると急速に成長し、4~5月頃とう立ちして花が咲きますが、この花を摘み取って球根を大きくし茎や葉が枯れて来た所で収穫します。
植え付けに使うにんにくは種苗店で扱っている物の方が適しています。
品種は大きく分けると暖地系と寒地系があり、植える土地の気候に合ったものを選ぶと良いでしょう。
大きく膨らんでみずみずしい物が良い種子球です。この他に、保存している間になんとなく芽や根が出てきてしまったにんにくを捨てずにただ土に植えるだけで、芽が伸びて来ますので、薬味等に使用できます。

[にんにく栽培方法]
種球の種類ですが、寒冷地はホワイト6片、温暖地は上州産などが適しています。
植える時期は9月下旬から10月上旬頃が適していて、植える1週間程前に石灰をまいて土を耕しておき、堆肥と化学肥料を施し、床作りをしておきます。
球根を1片ずつに分けて深さ3cm程度で、間隔は10cm位あけて、芽の方を上に向けて垂直に植え付けます。
2週間程で発芽しますので、一つの種球から2芽以上発芽したものは、一番元気な芽だけを残して取り去ります。
12月と2月頃追肥をしておき冬を過ごします。
4~5月頃とう立ちして花がさきますが、房や茎を太らせる為に早めに摘み取ります。
6~7月頃になると葉が枯れ始めるので天気の良い日に掘り起こし、葉を束ねて風通しの良い場所につるして乾燥させます。


2009年4月4日土曜日

工場廃液処理で新技術開発 環境に優しく低コスト

工場廃液処理で新技術開発 環境に優しく低コスト
in 岐阜新聞 Web
2009年03月19日08:30 

環境保護、資源回収事業のエコ・アース・エンジニアリング(本社岐阜市敷島町、田端三千雄社長)は、工場からの廃液や土壌汚染物質を処理する二つの新技術を開発した。従来技術に比べ環境に優しく、処理コストも低減できることから、製造業へのコンサルタント業務などを通して技術の普及を図るとしている。

同社によると、一つ目の技術は、めっき工場などの廃液から、水質悪化の原因となる次亜リン酸、亜リン酸を除去するもの。廃液に電気をかけて活性酸素との反応を引き起こし、リン酸に変えるシステム。リンは固体のリン酸化合物として沈殿、除去できる。

従来、次亜リン酸、亜リン酸を含む廃液はほとんどを焼却処理していたため、多額のコストがかかった。新技術で除去したリンは原料に再生したり、植物の肥料として利用でき、企業のコスト負担と環境負荷を同時に軽減できる。

もう一つは、廃液や土壌中に含まれる有機汚染物質の分解技術。古細菌(アーキア)が持つ、嫌気性菌と好気性菌が共生する菌群をつくりやすい性質を利用し、トリクロロエチレンをはじめとする多くの有機汚染物質を短時間で分解、無害化する。従来の化学処理や微生物による分解処理に比べ、分解度や安全性が格段に向上するという。


2009年4月2日木曜日

飼料の調整・貯蔵・施設・機器と利用

飼料の調整・貯蔵・施設・機器と利用
in 農林水産研究文献解題:農林水産研究情報総合案内

2 . 飼料の調製・貯蔵・施設・機器と利用

粗飼料の調整作業研究は,1955年後半から畜力用機械利用による牧草収穫,乾草調整に代って,トラクタ用各種作業機の導入・利用法,開発・改良研究の結果,省力化,機械化が進んだ。さらに,1965年以降,放草乾燥機やサイロ,とくに気密サイロなど飼料調製・貯蔵施設,さらに1971年ヘイキューバの導入に伴い,粗飼料の固形飼料化研究が開始された。これらにより,天候に支配されずに良質粗飼料を得るための施設,作業方法の研究が進められ,技術は実用の域に達している。
また,高水分飼料としてのサイレージ調製貯蔵施設(垂直型,水平型サイロ)から,気密サイロ利用を中心に,低中水分サイレージ調製技術研究が急速に進展している。

( 1 ) 乾草の調整・貯蔵施設と利用
従来,牧草の乾燥は自然乾燥を主体としているが,気象条件が不安定で,良質乾草調製が困難な地域では,仕上げ乾燥用としての人工乾燥法の研究が行われた。その一つに1963年英国から導入された,空冷ディーゼルエンジンの冷却空気を利用する,乾燥方式について検討され,処理能力は1シーズン120~150トンであることが実証された42)。
また,乾草の調製と貯蔵の両機能を持つ施設であるヘイタワの必要構造,これに詰込む材料水分(40~45%程度),風量水分比(0.005㎡/s以上)が明らかにされた。その後,ヘイタワの現地利用試験が行われり,ロードワゴン体系で1日5トンの積込みを可能とした。石束らは,圃場で牧草を自然乾燥する場合の牧草含水率の変化と,塔型牧草乾燥施設に堆積された牧草の乾燥過程を明らかにし,これをモデル化し,シミュレーションの結果より,塔型乾燥施設に詰込む牧草の含水率は50%以下,できれば40%を目標にするのが適切であるとした16)。 これらの成果を総括して,北海道におけるヘイタワの利用指針を策定した。九州では通風貯蔵乾燥法を開発し、30~40%に予乾し1~1.2m堆積牧草を,透過性の良いピニールフィルムやハイロンなどの屋根から,太陽輻射熱と送風により6~10日で含水率10%程度まで乾燥させうる。減少係数〔日射量当り乾減含水率%/cal〕と初期含水率との間に次の関係式が成立する。
減少係数=(0.0004x初期含水率)-0.006
型式として野積み型,地下穴型,施設型それぞれの得失を増田らが明らかにした23,24)。
また,小島らは集熱装置と乾燥を組合わせた太陽然利用牧草乾燥施設の性能調査を行い,乾草生産経費は,火力乾燥に比べて10~18%であった22)。
わが国では困難なマメ科牧草の仕上乾燥装置が実用化されているが、積込みと積出しにかなり労力を要する点を,野村は横送り方式による熟風乾燥を自動化への改善策を検討した35)。
佐藤らは,稲わらを家畜の飼料として利用を促進するため,結束わらが積込み取出しなど,取扱い運搬作業の合理化と,結束わらの性状や形態の持つ特長を活かした乾燥装置(運搬容器と乾燥室を兼ねるコンテナを持つ)を試作した結果,収積運搬に要する労力が,従来の人力作業の1/3.4に省力化された47)。
千場らは,幼齢期の牛の育成飼養に適する粗飼料としてのヘイフレークを調製する,移動式牧草乾燥機(ヘイフレーカ)の乾燥性能とその得失について検討した11)。

( 2 ) サイロと関連施設・機械の利用
サイレージ調製は,従来からの研究によって,小規模のものあるいはトウモロコシのような特定作物について,ある程度明らかにされたが,牧草を主体とした大量調製技術が未解決の状態であった。乳・肉生産が全国的に普及し専業化,大規模化に伴い,粗飼料の大量調製貯蔵技術確立の要請が強くなった。このため,サイレージ生産について,気密サイロを中心とする垂直型サイロや,パンカーサイロなど水平型サイロ及び調製貯蔵に関する試験研究が盛んに行われた15,18)。 気密サイロは,1965年農林水産省畜産試験場に初めて設置され,その後農用地開発公団(当時農地開発機械公団)を,事業主体に発足した共同利用模範牧場設置事業39),北海道大学農場43)にと,全国的に導入・設置され,良質な中低水分サイレージ調製・利用試験研究が行われた34,50,60)。
1968~1971年にわたる農林水産技術会議特別研究が開始されて,高品質サイレージを大量調製するための基礎要因解析,気密サイロの効率的利用法,わが国に適合し,かつ安価なフリジェールサイロ,バキュームスタックサイロ,クランプサイロなどの開発研究や,ヘイレージ調製法,大量調理上のサイロ型式の選択と利用。そのための飼養技術,規模別機械装備と作業法,利用方式などが解明された38)。
1971年頃から国産気密サイロの開発も進み,その強度が強くサイロの自重も軽くてすむスチールや,耐酸,耐アルカリ性に富み,軽く取扱い易いFRP(強化プラスチック)サイロについて研究が行われた4,10)。FRP気密サイロほ,耐久性に多少の問題があるので川村らは,サイロ内の底面圧,側面圧,空気圧及び温度などを求め工学的な検討を行った20)。その後,1978年北海道で,トウモロコシを詰め込んだ直後のサイロ倒壊事故が発生したため,北海道では行政,研究,普及各部門を一体とする事故原因解明のため委員会を設け検討された。下名迫はサイロの構造・施工材料及び耐久性(強度)に関する実態調査を行い.不完全密閉によるサイレージの腐敗、サイロ壁面のひび割れ,内面腐食などの問題点を摘出した49)。また,中川西らは,サイロ構造強度にかかわる設計資料を得ると共に,サイロの安全利用法を究明するねらいで,サイロに詰込まれた材料の密度,挙動と,それに伴うサイロ底面と筒体に加わる力を測定した。その繕果サイロの高さ・径比の小さな構造開発,デストリピュータ及び排汁装置の改善.高水分材料用サイロ設計規準の設定など対策の必要性を提言した28)。
サイロ関連作業の主なものとして,プロワによる詰込み.踏圧,サイレージ取出し各作業が必要である。フォレージブロワの性能について川上らが研究した19)。気密サイロからサイレージ取出し機械については、サイロ底部から取出すポトムアンローダと上部から取出すトップアンローダの性能,開発改良研究が進められている13,55,56,57)。
渡辺はサイロ底部からサイレージ取出し可能な,小規模サイロによる年間循環利用の要請が強い大型気密サイロ利用が困難な一般農家を対象に,角型の傾斜サイ回を開発し,その効率的な利用について検討した。その結果,家畜の飼養規模に関係するが,年間循環効率利用が可能である。傾斜サイロは山間地帯の地形を利用した勾配接地式とし,∠65°勾配では容積規模を30㎡以内にとどめるべきであると提言している61)。
水平型サイロ関連研究では,パンカーサイロ対象の太陽熱利用による吸引式通風乾燥法が58),水平型サイロからサイレージ取出し積込み作業機械化研究1),補助サイロとしてバックサイロによるサイレージ調製32)及び調製機の試作31),貯蔵技術3)に関して研究しその成果は実用技術の開発普及に寄与している。
さらに,サイロの機能や作業の改善あるいは,高品質サイレージを調製するための周辺技術研究,サイレージ材料の物理性に関する研究も見のがせない2,33,36,41,45,46)。

( 3 ) 粗飼料の固形化
わが国の固形飼料であるヘイキュープの輸入は,1968年に始まる。流通粗飼料の需要が年々増加する傾向の中で,粗飼料の利用と流通の効率化をはかるには,圧縮成形化することで運搬性,質的規格性ならびに保存性を向上することが最適と考えられ,固形飼料の国産化に対する関心が高まった。1971年には流通粗飼料生産実験施設設置事業によって,岩手県及び北海道に初めて,ヘイキュープパラントが設置された。
これを機に,導入された各種プラントについて、高畑らにより性能の確認,運転操作技術が牧草乾燥性能ならびに成形性能に及ぼす影響,プラントの稼働実態,ヘイキューバの耐久性などが検討され,多くのヘイキューブ生産の技術的知見が得られた6,7,51,52,53)。また国産ヘイキゴープの製造費の試算を行ない,採算性を得るための操作条件について,プラントの規模別に明らかにした54)。
その後,粉砕された材料を圧縮成形されたベレットに対して、粉砕されない切断長の長い材料を圧縮成形された,大型固形飼料であるヘイウエハが望まれるようになった。これに対応して,わが国の実情に適した大型固形粗飼料の成形化技術を確立する目標に沿って多くの人々が研究を行い,粗飼料の圧縮機構と圧縮性の解明8,25),粗飼料の成型性9,27,29),加圧シリンダの上昇温度が成形性への影響54)について解明した。さらに中らは半乾燥圧縮成形粗飼料のマイクロ波加熱乾燥法の究明26),国府田らによる圧縮成形過程における,エネルギー収支及び成形材料の物性値21)千場らによるヘイキユーパを構成する乾燥機及び成形機や,成形部品の改良研究が進められ12,14,48),粗飼料の固形化技術確立に貢献した。

( 4 ) 牧草成分分画調製施設と利用
最近,世界的に進められている開発研究の一つに,牧草成分分画調製技術がある。これは,牧草・飼料作物などの高水分材料を圧搾して,蛋白質に富んだジュースと,低水分化されたケーキに分画した後,それぞれに各種処理を加えて,飼料(あるいは食糧)を調製する新しい技術で,わが国でも中川西らにより,実験施設を利用して,想定される各種機構の脱水特性ならびに取扱性の検討,脱水機の試作,改良及び利用研究が進められている30,44)。