ブログランキングに参加しています。応援よろしくお願いします! ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ

2009年4月4日土曜日

工場廃液処理で新技術開発 環境に優しく低コスト

工場廃液処理で新技術開発 環境に優しく低コスト
in 岐阜新聞 Web
2009年03月19日08:30 

環境保護、資源回収事業のエコ・アース・エンジニアリング(本社岐阜市敷島町、田端三千雄社長)は、工場からの廃液や土壌汚染物質を処理する二つの新技術を開発した。従来技術に比べ環境に優しく、処理コストも低減できることから、製造業へのコンサルタント業務などを通して技術の普及を図るとしている。

同社によると、一つ目の技術は、めっき工場などの廃液から、水質悪化の原因となる次亜リン酸、亜リン酸を除去するもの。廃液に電気をかけて活性酸素との反応を引き起こし、リン酸に変えるシステム。リンは固体のリン酸化合物として沈殿、除去できる。

従来、次亜リン酸、亜リン酸を含む廃液はほとんどを焼却処理していたため、多額のコストがかかった。新技術で除去したリンは原料に再生したり、植物の肥料として利用でき、企業のコスト負担と環境負荷を同時に軽減できる。

もう一つは、廃液や土壌中に含まれる有機汚染物質の分解技術。古細菌(アーキア)が持つ、嫌気性菌と好気性菌が共生する菌群をつくりやすい性質を利用し、トリクロロエチレンをはじめとする多くの有機汚染物質を短時間で分解、無害化する。従来の化学処理や微生物による分解処理に比べ、分解度や安全性が格段に向上するという。


0 件のコメント: