インドで環境起業 お洒落な土器のコンポストサービス
in 日経ビジネスオンライン
日本では、ゴミの減量化を促進するため、家庭用コンポスト容器(家庭ゴミを入れ堆肥にする仕組みを持つ入れ物)の購入に補助金を付与する自治体が増えている。だが普及率はまだ低く数%といわれる。「手間がかかりそうだ」「うまく堆肥が作れるか」というのが、購入をためらう理由だろう。悪臭も心配のはず。
インドには、そんな顧客たちをサポートするサービスがある。コンポスト容器の購入者宅を定期的に訪問して、容器を掃除したりゴミの状態をチェックしたりする。地元製の土器の容器は、悪臭も抑える。注目を集める女性起業家のコンポスト事業を紹介する。
3000個を販売、販売拠点も増加
インド南部・カルナータカ州の州都バンガロール(Bangalore)は、人口620万人のインド第3の都市。「インドのシリコンバレー」と呼ばれるようにハイテク産業が栄え、外資系企業も立ち並び、経済が発展している。
同市では1日に3000トン以上のゴミが出る。不法投棄が目立つようになり、市は2000年にSwacha Bangaloreという計画を導入し、1軒ごとにゴミを回収し始めた。だが効果は一過性だった。
家庭のゴミの減量化を進めようと、2006年4月にインド初の家庭用コンポスト容器販売、デイリー・ダンプ(Daily Dump)サービスが同市で始まった。現在までに家庭用コンポスト3000個が売れたという。2008年11月からは、商業・娯楽の中心地ムンバイ(Mumbai)でも販売を始めている。
インドの家庭で出るゴミの約50~70%は、有機系。デイリー・ダンプの容器だと、1家庭でひと月分30~50キログラムの有機系ゴミを、60~90日で2~6キログラムの堆肥にできる。
日本でも、コンポストは注目されてしかるべきですが、都市部の水洗トイレが発達しているので難しいのではないでしょうか。同じ原理で、動物し尿を簡単に堆肥化できれば良いのですが。
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