低コスト発電へ産学共同研究
in 苫小牧民報社
苫小牧港開発(藤本隆社長)は、苫小牧港フェリーターミナルビル内の電力消費削減を目的に、苫小牧高専と低コストな発電技術を共同研究することになった。ビル屋上に小型の風力発電機や太陽光発電パネルなどを設置する。藤本社長は「低コストの省エネ技術を蓄積し、確立できれば(研究成果を)広く情報開示したい」と地域に還元していく考えを示している。
昨年12月に共同研究開発の契約を締結した。環境調査技術研究所(東京)をオブザーバーに、三者で検討しながら3月末までに基本的な研究手法を探る。低コストの小型風力発電機を開発し、太陽光発電パネルの設置も視野に入れながら、安価で簡易的な発電技術の確立を目指す。
ターミナルビルでは、屋内外の照明やエレベーター、フェリーまで移動する人道橋などの設備を中心に年間2600万円の電力コストが掛かっているが、新たに開発する自家発電技術と消費電力の少ない発光ダイオード(LED)などを利用しながら何割かを削減したい考えという。
苫小牧港開発は、苫小牧高専に研究開発費として数百万円程度を助成する意向。3月末までに研究開発の基本方向を定め、今夏をめどに具体的な研究開発に着手する。研究期間は1年間を想定している。
0 件のコメント:
コメントを投稿