【レビュー・書評】有機農業で世界が養える
[著]足立恭一郎 - 暮らしのお役立ち - BOOK
in :asahi.com(朝日新聞社)
[掲載]2009年8月5日
有機農業というと、「環境への負荷は低いが、生産性では従来の農業より劣る」というのが社会の主流の見方。これに対し、「世界全体でみると有機農業の単収は一般農業より優れ、世界の人口を養う力がある」とした米国ミシガン大の共同研究を紹介した。統計的分析などを交え、常識に逆らうとも思えるこの結論を検証していく。
著者は06年まで農林水産省農林水産政策研究所に在籍、社会経済学の視点で有機農業を研究してきた。専門用語もあるが、学問的考察に乏しかった分野だけに、こうした議論はもっと盛んになっていい。
表紙画像
有機農業で世界が養える
著者:足立 恭一郎
出版社:コモンズ 価格:¥ 1,260
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