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2009年11月1日日曜日

大根の基本的な栽培法

大根について

大根大根は古くから日本人に親しまれてきた野菜の一つで、品種も多く形や肉質また気候や土壌に対する適応性などの品種の分化が著しく発達しています。
たとえば火山灰土では、根が70~80cmと長いものが作られ、花崗岩質でかたい地層では地上に半分以上根が出るものや根の短いものが作られています。気候は涼しいところを好み、生育温度は15~20℃が適しています。高温に弱く、関東以南では高冷地を除いた5~7月まきは病虫害におかされやすく収穫が困難になります。寒さには強い方ですが、晩秋以後の低温は根の太りが悪くなります。

育て方のカギ


・春大根も種子まきは十分暖かくなってから
・畑は良く深く耕し、土は細かく砕いておく

育て方
1.畑の準備


予定地は種まきの半月以上前に苦土石灰をまき、40~50cmの深さによく耕して土を落ち着かせておきます。根がのびるところに小石や未熟有機物などがあると変形やまた根の原因になるので、長根種の栽培では特に入念に準備します。水はけのよい火山灰土では、平うねでかまいませんが、低地では高うねにして排水をはかるようにします。

2.種まき


深さ7~8cmのまき溝をつくり、その中へ株間25~30cm、条間40~50cmの2条まきとします。1ケ所に4~5粒の点まきをし、細かい土で厚さ1cmほどに覆土します。

3.間引き


双葉展開時に3本に間引き、2回目は本葉2~3枚時に2本にし、最終は本葉5~6枚ごろに1本立てにします。間引きは葉の形の悪いもの、色の濃いものや病害虫に侵されているものを取り除きます。

4.中耕・追肥


間引きに合わせて1回目は肥料を株の周りにばらまき、除草グワなどで軽く土とまぜながら株元へ土を寄せ、風でふり回されないようにします。2回目、3回目はうねの片方ずつにクワで浅い溝をつくり、そこへ肥料をばらまき通路の土をやわらげながら溝に土をかけるようにしてうねをつくります。
追肥の量は、3.3平方メートルあたり、第1回目は化成肥料150g、第2回、第3回めとも化成肥料200g~300g位施します。

5.収穫


秋どり栽培は60~70日、春どり栽培は10月まきで120~140日、3月まきで80~90日、夏どり栽培は60日位で根が肥大するので、太りしだい収穫します。収穫が遅れると根がス入りになります。ス入りは葉柄のス入りと関係があるので、古い葉のつけ根から3cmぐらいのところを切断し、その中央部がス入りしているようなら、根もス入りしているとみることができます。


注意点
●トウ立ちについて


春大根を作る時の問題に、「トウ立ち」があります。トウ立ちとは、大根の場合は根が太らず花が咲いてしまう現象をいいます。もともと大根葉発芽すると同時に低温に感応する性質を持っていますから、「トウ立ち」は得に春まき栽培において問題となります。この場合の低温とは、一般に12℃以下のことをいいます。従ってトウ立ちしにくい晩抽性品種の使用をおすすめします。
しかし、いくら晩抽性品種とはいえ、早まきすればトウが立ちます。春の気温の不安定な地域では、適期より3~4日早く種まきしてもトウが立つことがあります。これらはすべて低温に感応しておこるものです。ですから種まきの時期には十分注意を払い、極端な早まきは避けてください。

●また根


整地不良以外にも次の原因で発生します。

1. 化成肥料などの株元への多用
2. 土壌害虫による初期の食害
3. 間引き、土よせの遅れ"


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