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2009年11月9日月曜日

毎日農業記録賞

ポイント:
社会の中で生きる農業、夢が持てる農業
これが、掛け声だけでなく、実践を伴うことを望む

毎日農業記録賞:中央審査 渡部さんが優秀賞、重井さんに優良賞
in /徳島 - 毎日jp(毎日新聞)

 ◇一般部門・吉野川の渡部さんが優秀賞
 ◇高校生部門・県立城西高の重井さんに優良賞

農や食への思い、提言などをつづる「09年毎日農業記録賞」(毎日新聞社主催、農林水産省など後援)の中央審査結果が5日、発表された。県内からは一般部門で吉野川市山川町青木、主婦、渡部あかりさん(34)の「畑仕事と農業への夢」が、全国で10編選ばれる優秀賞を受賞した。高校生部門では県立城西高校3年、重井仁さん(18)=徳島市国府町南岩延=の「ニュージーランドファームステイで得たもの~『チェンジ』農業のイメージは変わる~」が優良賞に選ばれた。【江南護】

◇畑仕事で息子も成長--渡部さん

農業に携わることは以前考えもしなかったが、結婚して子どもができ、生活が変わる中で徐々に考えや感じ方が変わってきた。畑仕事で心地よい汗を流しながら、長男や農業の将来を考える。そんな思いを率直につづった。

 三重県出身の渡部さんは、徳島大で栄養学を学んだ。6歳の一人息子は、1歳になる直前に小児がんと分かり、1年余り大学病院に入院。3歳9カ月の時には自閉症と診断された。「どうして自分だけが普通に育てられないのか落ち込み、人との接触を避けるようになった」という。

夫が勤める診療所の院長は、自称「兼業農家」。夫や院長の話を聞くうち農業への関心が高まり、畑を借りて野菜を作り始めた。

今年7月に建てた自宅の敷地には、約330平方メートルの自前の畑がある。無農薬で里芋やネギ、ニンジン、大根、ブロッコリーなどさまざまな野菜を育てる。「分からないことがあっても、近くの農家の人が親切に教えてくれる」と喜ぶ。

 「新鮮で無農薬の野菜は、息子にも安心。息子も嫌いな野菜に挑戦したり、水まきや土いじりを楽しむなどすごく成長してくれた」。農業に大きな可能性を感じている。

 ◇地域農産物に夢託す--重井さん

昨年の夏休みに体験したニュージーランドでのファームステイや、学校での農産物直売所の経験などをもとに将来の夢を書いた。

 ニュージーランドでは大規模な酪農家に1週間滞在し、主に子牛の世話を任された。「家族全員が生き生きと農業に取り組んでいることが新鮮だった」と話す。「農業をやりたい人が増えるように、日本の農業の『きつい』『しんどい』イメージを変えたい」

農業大学で作物学を学び、営農指導員になるのが今後の目標だ。「食の安全のために地域の農産物の良さを伝えていきたい」と、徳島で農業に携わり続けたいという。

学校では山岳部に所属。「何でも前向きに取り組む」とは周辺の評だ。持ち前の粘り強さで、夢の実現に挑む。

 ◇岩本さんと中川さんが地区入賞--高校生部門

高校生部門の地区入賞の皆さんと作品名は次の通り。一般部門は、優良賞、地区入賞とも該当作品はなかった。

岩本あかね(鳴門第一3年)「感謝をこめて」
中川咲紀(城西3年)「『キノコは花です。』から始まったキノコアレンジメント


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