ポイント:
1980年代から血栓溶解作用などが注目されてきた納豆。
関西地区で地場産の納豆が注目されるのは喜ばしいことだ。
asahi.com:地場産「わら納豆」給食に/高島・安曇小
-マイタウン滋賀
2009年11月06日
給食前に担任から「たかしま天然わら納豆」の説明を受ける2年生の児童たち=高島市の安曇小学校
【「たかしま有機農法研究会」考案/においなく好評/市教委、市内全小学校に拡大へ】
高島市安曇川町田中、安曇小学校(奈良羊子校長、児童305人)の5日の学校給食に、無農薬栽培の大豆でつくった「たかしま天然わら納豆」が初めて全校児童に配られた。無農薬の稲わらで大豆をくるみ、わらについた納豆菌で発酵させた。納豆独特のにおいが消え、児童の評判は上々。市教育委員会は、今月中旬から市内の全小学校の給食に採り入れるという。(河村司郎)
わら納豆を提供したのは、食の安全をめざし市内で農薬や化学肥料を使わない有機農法に取り組む「たかしま有機農法研究会」。昨年6月、「無農薬のわらで納豆を作れば安全で安心して食べられる納豆が作れるのでは」と、大豆部会を設置し、メンバー2人が約1ヘクタールの畑で栽培。収穫した大豆を京都府亀岡市の納豆製造会社に持ち込み試作したところ、ねばりが強く、独特のにおいも消え歯ごたえは上々だった。
大豆は「納豆小粒」と呼ばれる種類で、昨年11月中旬に約2トン収穫した。これを納豆の注文に応じて加工している。安曇小栄養職員で栄養士の佐合井(さ・ご・い)治美(はる・み)さんが評判を聞き、6月にカップ入りの納豆を給食に採り入れたところ、児童は「おいしい」を連発。そこで、本格的に「わら納豆」を採用することにした。
この日は、大豆を栽培した安曇川町の農業梅村元成さん(59)が教室を訪れ、わら納豆の栽培から加工までを説明。2年1組の児童たちは、担任の先生からわらでくるまれた納豆のほどき方を教えてもらい、それぞれ約20グラムずつほおばった。松本帆香(ほの・か)さん(8)は「いやなにおいがなく、まろやかでおいしかった」とにっこり。
栄養士の佐合井さんは「児童の評判は良く、食の安全とおいしさ、栄養面、地産地消を考え定期的に採用していきたい」と話している。"
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