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2009年10月31日土曜日

除草いかに省力化、農業者同士で関心集中

ポイント:
有機農業、稲作において、最大の労働費用は除草にある。
その省力化は注目される。



有機水田農法:学ぶ交流会 除草いかに省力化、農業者同士で関心集中
in 毎日jp(毎日新聞)
--湧谷 /宮城

◇NPO「米ネット」企画

先進的な有機水田農法を学ぶ農業者同士の交流会が7日、涌谷町で開かれた。環境と共存する農法を追求する仙台市青葉区のNPO法人「環境保全米ネットワーク」が企画した催しで、有機農業の進展の障害になっている除草をいかに省力的にこなしているかに関心が集中した。

「講師」役は専業農家の白幡晋さん(64)と黒澤重雄さん(62)で、「学生」は農薬や化学肥料を使わない農業に挑戦する県内の農業者やJA宮城中央会職員ら約30人。白幡さんは、5月下旬に田植えをして寒さに2回ほど見舞われた後の10月下旬あたりに稲刈りし、米のうまみにつながる糖分がのるようにしていると話した。


黒澤さんは雑草のあまり見えない田に一行を案内。地元農具会社と共同開発した高性能除草機で1ヘクタール当たり50分程度で除草を済ませていると、大幅省力化をかなえた経緯を説明した。同時に上質な土づくりを強調した。

農業者らは「除草剤を使わなかったらヒエがはびこり、ササニシキならぬヒエニシキ田になった」などの苦労を体験してきただけに、有機栽培を手がける光が見えたなどと感想を述べた。


同ネットワークは有機や環境型農業の実践・拡大を通じ東北6県中最低の1等米比率を高める▽環境型の農法が地球温暖化の原因物質の二酸化炭素(CO2)削減に寄与するか科学的に立証する▽いろいろな生き物がすむ自然環境の回復に役立つかの見極め--が活動の柱。交流会はその一環として開いた。同ネットの阿部長壽副理事長は「除草さえできれば有機栽培は難しくない。黒澤さんの除草法は一般化できる農法と思う」と、期待感を表明した。【小原博人】


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