無農薬栽培を学ぼう 15人、地産地消の農家訪問
in 琉球新報
2009年2月28日
無農薬栽培を実践する農家の玉城さんの話を聞くツアー参加者=25日、与那原町
市民や商店に適正な環境情報を発信し、環境を考える消費者を増やそうと、那覇市は25日、地産地消農家ツアーを実施した。市内外から15人が参加し、無農薬栽培を実践する農家を訪ね、栽培法などを学んだ。
ツアーは今年3回目で、JAおきなわ国場支店を出発し、バスで与那原町、糸満市、八重瀬町の農家を回った。
与那原町では、EM(有用微生物群)を使用した完全無農薬でパッションフルーツなどを栽培している玉城宗一さん(68)を訪ねた。参加者らは玉城さんにEM栽培の利点などについて質問したり、実ったパッションフルーツを見て回った。
玉城さんは、EMで堆肥(たいひ)を発酵させる時に密封してしまったタンクが破裂した失敗談や無農薬栽培の難しさを伝えた。
玉城さんの話を聞いた参加者の知念真子さん(61)は「自分もプランターで栽培しているけど、虫が付いたり難しい。農家の人も苦労して体に良い無農薬のものを作っていると分かった」と話した。
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