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2009年2月7日土曜日

農林水産業に求職殺到 島根

農林水産業に求職殺到 島根
in 中国新聞 地域ニュース 

非正規労働者の契約打ち切り増加などの影響で、島根県内の関係機関に農林水産業の求人に関する問い合わせが急増している。担い手や若手就業者が不足し、従事者の高齢化が進む中、各機関は、人材確保のチャンスとみて就職先のあっせんに力を入れている。

JFしまね(松江市)が運営する県漁業就業者確保育成センター。漁業者の求人の問い合わせは通常月1件程度だが、昨年末から約1カ月で9件の問い合わせがあった。

「不況になると急に増えた。失業者の増加と連動した形」。JFしまね漁業振興課の野村靖課長は説明する。現在は県内7社で13人の求人があり、求職者に紹介している。

県林業公社(松江市)が2―3月に開催する「林業就業支援講習」には、例年の約2.5倍となる18人の応募があった。今月19日の締め切りを過ぎても応募があり、断るほどだった。現在、常用雇用で3団体12人、臨時雇用で1団体2人の求人を紹介できる状況だ。

「農家は高齢化が進んで減っている。こうしたチャンスに担い手を確保したい」と意気込むのは、しまね農業振興公社(松江市)の伊藤捷芳就農相談員。現在の求人数は12団体19人で、畜産業が大半を占める。

今年の相談は14件とほぼ前年並みだが、失業者とみられる男性からの相談もあった。2月に大阪、3月に東京である全国の就農相談会に出展する。

今こそ、多くの農業労働者を安定的に確保できる時です。
さまざまな職場で苦労された経験を生かし、新しい農業に挑戦してください!


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