無農薬宣言:有機自然農薬
自然農薬を作ってみよう!
はじめは面倒だと思っていたのですが、作ってみると案外簡単でした。市販の農薬にくらべると効果の持続期間が短いし、ちょっとした手間もかかり、撒く回数も増えます。でも、それで救われるちいさな命がたくさんあることを思えば頑張れます。それに、もぎたて採りたてをさっと水洗いして食べられるこの安心感には代えられません。ぜひ試してみてください。
これらの自然農薬使う前には「↑自然農薬の効果的な使い方」をよく読みましょう。害虫さんがいなくなってしまえば益虫さんたちも生きてはいけません。邪魔をしない程度に減ってくれるくらいで満足したいものですね。
石鹸を入れることで少々の雨でも流れ落ちにくくなりますが、入れなくても使えます
自然農薬名・効能・作り方 効果
唐辛子液
人間にも痛い思いをさせる唐辛子で作った自然農薬は、虫さんたちにも痛いのでしょう。これはかなり効きます。唐辛子はできれば真っ赤に熟す前、緑が赤みがかった時期のものが効果的。こんな唐辛子は市販されていないので、プランターや庭の片隅で育てておけば、かなりの唐辛子液を作れる分量の実がなります。コンパニオンプランツとして植えておくのも良い方法ですね。
もぎたての青唐辛子は最高の香りだし、焼酎に漬け込んだものは人間様もいただくことができます。飲み物に少したらすと香りが付いて、辛くて美味しい・・・まだまだ続く唐辛子の魅力はヘッドメニューから「唐辛子クラブ」へどうぞ!
・唐辛子は天日に干し貯蔵しておく。唐辛子の辛味成分のカプサイシンは脂溶性なので、アルコールに漬けた方が成分が溶け出して効果的ですが、お湯に漬けた方もかなりの効きめはあります。
・唐辛子液は薄めずにそのまま葉裏にスプレーする。この液は手に付くと火傷のようにずっと痛いので、散布の際には必ず手袋を着用すること!
・すぐに使いたい場合:
干した唐辛子一握りを1リットルの熱湯につけて、24時間寝かせる。これに石鹸5グラムを少量の水で溶いたものを入れ、よく混ぜる。
・じっくり・作り貯めする場合:
これは人間用にも活用できるので、好みの焼酎(?)やホワイトリカー4に対して干した唐辛子を1の割合いで入れ、一ヶ月以上寝かせる。散布の際は、唐辛子液1リットルに対して石鹸5グラムを少量の水で溶いたものを入れ、よく混ぜる。
アオムシ、アブラムシ
ハダニほか、広範囲に
防虫・殺虫効果
ウイルスによるモザイク
病やリンモン病に効果
*唐辛子液とニンニク液
の混合でさらに殺虫効果
が高まります。
なんだかイタリアン!?
*唐辛子に関する情報は
『唐辛子クラブ』へどうぞ。
みんなで唐辛子の輪を
拡げましょう!
ニンニク液
これは臭い~~~! でも、実はもちろん茎も葉も根っこも臭いニンニクは害虫さんたちも臭くて参ってしまうのでしょう。効果はあります・・・が、家の近くではお薦めできません。。。
ニンニクの玉1つをつぶしてよくすりつぶし、水1リットルを加える
布でこしたあとに、5倍に薄めて葉面散布する。
防虫(殺虫効果は弱い)
ハダニ、ハムシ
ニンニク・マシン油液 《番外編》
油で害虫の気門を封じて窒息させるマシン油*とニンニク液を合体させたものです。マシン油は天然の鉱物油で毒性はきわめて低く、日本では冬場の果樹の農薬として幅広く使われてきました。濃度によって農薬扱いにならない場合もあるのですが・・・やはり農薬。被害がよほどひどい時の対策と考えてください。また、収穫直前のものへの利用は避けた方が安全です。
致命的にやられているような場合には効果は高いです。5日おきに3回ほどの散布でほとんどの害虫の成虫や幼虫に効果があります。マシン油を使っていますが、薄めなので冬場以外にも使えます。ただし、益虫さんにも効いてしまいます。
・容器にはガラスか陶製のものを使う(金属では腐食します)
・ニンニク80gを水で洗って極力みじんに刻み、小さじ2杯のマシン油に24時間漬ける。
・ 石鹸10グラムを水1リットルでよく溶かして石鹸水を作り、これにニンニクの溶け出したマシン油を加えてよく混ぜ、布でこしてからガラス容器に入れる。4~5日寝かせ、散布する際には100倍に水で薄め、もう一度布でこしてから使用する。
幼虫から成虫まで強力な
防虫・殺虫効果
ベト、サビ、カビ病、
タンソ、クロホシ病、
リンモン、カクハン病
豆のハヤケ病に効果
*マシン油は農薬です。
園芸ショップで入手できます
が、使用説明書をよく読みましょう。
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